・FX会社とシステムトレード会社



FXは新しいマーケットですので、2000年以降急ピッチで法整備が行われました。
ですから、FX業者、つまりFX取引を顧客と行う業者は必ず金融庁に登録しなければならず、
これは業者のホームページのどの画面にも必ず記載しないといけない決まりです。
**(関東,近畿etc..)財務局長(金商)第***号(金融商品取引業)
とあるはずです。
登録は、ただ単にFX取引業を始めます、というだけではなく、法律を守ります、

という義務を負います。

ですから、私がFX会社勤務の時は、「禁句」というのがありまして、
これは絶対にお客さんには言ってはいけない、というものです。
業界の裏話でも何でもありませんで、例えば「絶対儲かります」、
「必ず(相場)は上がり(下がり)ます」、という利益を約束するかのような言い方、
それに、お客さんでない人には営業も行ってはいけません。


私の家にもマンションやら何やらの勧誘電話はきますが、

知らない会社のFXの勧誘というのは皆さんも覚えがないかと思います、

それをやりますと法律違反になります。

こうしたように、FX業者については法令できちんと規制が整備されているのですが、
FXの自動売買ソフトを開発・販売を行う会社には適応されておらず、
実際には、こうした会社についてのトラブルは少なくないようです。
こうしたトラブルに巻き込まれないようにするためには、
例えば、一部の会社では投資顧問業として金融庁に登録を行う動きもあります。
これは、ホームページでは、 
**(関東,近畿etc..)財務局長(金商)第****号
と記載されていると思います。


・FX会社とシステムトレードソフト会社?
FX会社とシステムトレード会社はどう違うの?という疑問がある方もおられるかなと思います。

これは、簡単な例でいいますと、パソコンのOSと他のアプリケーションの関係にあたります。

殆どのパソコンには、Windowsが搭載されていますが、この作成元がマイクロソフト社、

これが言ってみればFX会社です。

一方、Windowsのパソコンで動作できるアプリケーションソフト、ゲームソフトを作っている会社が、

システムトレード会社にあたります。これを簡単なイメージ図にしてみますと、


yutaのブログ


という関係になります。


・いざという時のために
また、自動売買ソフトを購入する場合には、クーリングオフ制度が有効であるかどうか、
事前に確認しておくことも良いかと思います。
ソフトはパソコンにインストールして使用しますが、パソコンやインターネット環境によっては
うまく接続が出来ない場合もあるかもしれません。
こうした場合には、多くの場合にはその会社のサポートを利用する事で解決できますが、
どうしても接続がうまくいかない、という場合に、クーリングオフが使えないと大変だからです。
システムトレードのソフトは、インターネット販売のほか、紹介セミナー等での販売も
行っているようですので、そうした場合には、上記のFX会社の禁句ではないですが、
きちんとした説明を行っているかどうか、そうした見方も判断材料となるかと思います。

自動売買ソフトは、利益の大小ばかりを購入条件と思っている方が少なくないようですが、
その会社の信頼性を見ることも重要です。
決して安い買い物ではないですし、トラブルが起きた場合に誠意ある対応をする会社を
選ぶこともまた大事なことです。