「嫌い!夢なんか、大っ嫌い!

 もう今日から寝ない!💢」

 

ママなんか宇宙一大っ嫌い!と

叫ぶ夢を見た翌日の娘も

やっぱり同様の夢を見て

寝覚めに一悶着。

 

どこに怒りをぶつけていいやら

もどかしい気持ちで

泣きじゃくっていた娘でしたが

最終的には私の布団でギュギュギュと抱きあって

私の幼少期の究極の恐怖夢を披露する事で

娘の気持ちが緩みました。

 

 お母さんも、ひなこくらい小さい頃、

 怖い夢を見たことがあってね、

 1番怖かったのは、

 ばあばがお母さんを殺そうとする夢。

 でね、寝言で

 「お母さん(ばあばのことね)殺さないで!」

 って大きな声で言っちゃったみたいでさ、

 ばあばに叩き起こされて

 怒られちゃったことがあるんだよ。

 お母さん、夢見てただけなのにさ😆

 

私の腕の中でケラケラと大笑いする娘。

「あー、おもしろい。ひどい夢だねぇ。」

 

 

そして、その日の夜のお風呂時間に、

再び娘の夢の話について質問をしました。

 

 夢の中のお母さんは、

 本当のお母さんと全く同じに見える?

 同じお母さんと思える?

 

「ううん。夢の方が怖いし、強そう」

 

 そっか。

 もしかして、ひなこは、

 ひなこよりお母さんの方がすごいと思ってる?

 

「うん、思ってる」

 

 そっかぁ。

 お母さんは、ひなこよりすごいとか、

 強いとか思ってるから、

 そういう夢を見てるのかも知れないよ?

 

 でも実はさ、お母さん、

 全然すごくないんだよ。

 ひなことお母さんは同じなんだよ。

 だって、ひなこが知ってることで、

 お母さんが知らないことも、

 すごくいっぱいあるんだよ?

 

「そうなの?」

 

 そうだよ。

 夢の中のお母さんは、

 ひなこのお気持ちの中のお母さんだから

 思いっきりやっつけても大丈夫。

 そうしても、お母さんは元気に生きてるから。

 

そして、

夢の中で日輪刀を取り出す練習をして

自信をつけた娘は

100円のおもちゃ日輪刀を寝床に置いて

ニコニコしながら就寝するのでした。

 

翌朝、

「切れたよ!粉々に切ったよ!」と言って

起きましたが真相は微妙です😆

 

とりあえず、寝るのを怖がらなくてよかった。



私にとってこの出来事は

自分の幼少期の恐怖夢を娘に話す事で

私達は学び合う魂の同志であると

改めて強く感じることが出来て

同時に喜びを深くしました。