こんにちは。
こどもアートクラス講師の片桐拓弥です。
今回は材料についてのお話です。
12月の立体制作で使った紙粘土について。
一言で紙粘土と言っても、最近は色々なメーカーが様々な商品を出しています。
重いものや、軽いもの。
固まった後に、彫刻刀で削り出して細工を施すのに適した、石粉や木粉が練り込まれた物など用途に応じて色々な物が販売されています。
100円ショップのダイソーにも最近では数種類の紙粘土が置いてあり、実際使ってみるとクオリティーが中々良いものもあります。
さて、12月のカリキュラムでは、こんな形の針金の骨組みに、粘土で肉付けをしていくため、
骨組みに負担が掛からないように、軽い粘土でなければいけません。
さらに、制作に数週間かかる為、乾いた粘土の上から粘土を付け足してもしっかり付く事も必要です。
紙粘土の種類によっては、乾いた後に付け足すと、しっかり付かずにボロボロ落ちてきてしまう物もあります…
こうなってしまうと結構大変で、後から接着剤で付け直さなければいけません。
作者のテンションもガタ落ちです…
12月のカリキュラムでは、こちらの粘土を使用しました。
ほとんど粘土が剥がれ落ちる事もなく、軽くて使いやすく、
非常に良かったです。
粘土の付け足しがスムーズに出来るので、皆作業に集中する事ができました。
使用用途によっての材料の選定はかなり重要です。
少し補足で「粘土」についてのお話。
先ず、一言で粘土と言っても色々な種類の粘土がありますが、
大きく分けて「固まるもの」と「固まらないもの」の2タイプがあります。
先ほどの紙粘土は「固まるもの」ですね。
その他に、熱で固まる樹脂粘土や、
焼き上げると固まる陶土も「固まるもの」の仲間です。
後、焼き上げるとシルバーアクセサリーになる、純銀粘土なんかもあります。
「固まらないもの」には、油粘土や彫塑用粘土があります。
油粘土は、なめらかで扱いやすいので、子供用の造形遊びに最適です。
彫塑用粘土は、少々固くて扱いづらいのですが、等身大の人物像など大きな作品を制作するときに使います。
固まらない粘土はそのまま放っておくといずれ崩れてしまいます。
作品を残したいと思ったら、型を取って別の素材で複製をする必要があります。
粘土の作品を、石膏又は樹脂を使って型を取り、
その型に、石膏、樹脂、ブロンズなどを流し込み複製を作成する事で、半永久的に作品を残す事ができます。
「考える人」で有名なロダンの作品はほとんどこの技法で制作をしています。
一言で粘土と言っても中々奥が深いですね。
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