沢尻さんの結婚式、どこのチャンネルでもやってましたね。
個人的には、わぁ~、ショーのモデルさんだぁ・・・って思っちゃいました。
着物もアンティークだそうで、レンタルの価格も納得。
お支度込みなら逆にとってもリーズナブルかも。

だって、「新作!!」とか、どこかの「ブランド名」入っているだけで、
もっと、もっと破格の打掛ありますもの。
でも、センスのある人は普通だね。っていうラインナップの中からも
しっかり素敵なものを選ぶんですね。
それって、何が違うか?
それは、出来上がりをしっかり見据えて選んでいるのだからだと思います
あの打掛、普通に挙式できたら、頭はカツラ、かんざし、付けても角隠し。
あっという間に昭和の花嫁さんの出来上がり。
でも、彼女は洋髪にものすごいデコラティブな
ヘッドドレスを組み合わせたでしょ。真っ白のユリ。
似合う似合わないはその人の感性に任せるとして、
あそこまでとは行かなくても、
打掛に洋髪にする場合、ヘアスタイルを派手にしないと
お着物に負けちゃうんだよね。
もともと、お顔立ちって普通の人はどんなにお化粧しても地味目だから・・・
カツラやかんざしはそれだけで存在感ばっちりでしょ。
でも、普通にアップにするだけだったら、着物だけが目立ってしまう。
おまけに、挿し襟なんかに上手に赤をポイントに使っていて
ん~、上手だなぁ・・・と感心。
でも、はこせこや懐剣は白って言う、全体のバランスがとれていて
私の中では「アリ」でした。

ただ、自分の担当のお嫁さんにあそこまでヘッドドレスを
着けるかって言ったらそれはないですけど・・・^^;
っていうか、沢尻さんのお顔の小ささと、華奢な体型と美しさ&
22歳という若さ&お肌のつや張りが全てですが・・・^^;
トータルで、バランスを見てコーディネイトする。
これって、出来そうでなかなか出来ないことです。
だって、普通のお嫁さんは、もっともっと前にお着物も予約しちゃうでしょ。
そこまで予想しない段階で、まだ結婚式って言うことに
どっぷり浸かりきってない段階で予約しちゃう。
だから、もっとこんなスタイルがあった!!とか、
そういうの知る前に決まっちゃう。
ヘアメイクリハーサルは1ヶ月前くらいだしね。
だから、お着物を選ぶにも、ヘアスタイルを決めるにも
周りのスタッフの力量がとっても大事になってくる。
うわぁ~、自分で自分のハードル上げちゃった^^;
沢尻さんは、きっと、スタイリストさんと全体的なイメージを作ってから
最終的にあのお着物に決めたんでしょうね。
それに、あのユリはアートフラワー(高級造花)なんじゃないかなぁ・・・
あんな風に着けるって事は、ピンをしっかり打ち込んでいるわけで・・・
白いお花は、触れたりするだけで、そこから茶色く変色していくから・・・
彼女のは、真っ白で、微動だにしないくらいしっかり付いていたからね。
金額は・・・オーダーだったらお着物に負けないくらいのすごい金額でしょ。
1輪、¥10000は下らないんじゃ・・・
シルクだろうし。
と、久しぶりに神田うのちゃん以外の芸能人の花嫁姿を見た気がします。
(うのちゃんの同じ明治神宮での着物姿、彼女のデザインだろうけど、今見るとすごく痛い・・・)
花嫁姿は、その時だけじゃありません。
デコラティブで、斬新なデザインは芸能人の皆さんとモデルさんにまかせて、
ご自分が選ばれるときは、シンプルに美しく。
いつの時代から見ても美しいと感じるコーディネイトにしてください。
そう、10年以上前の今日、1月20日にお亡くなりになった
オードリーヘップバーンさんのように。