中東情勢が不安定になり
原油が入って来るだの、来ないだの
メディアが騒ぎ立てて
ナフサが足らない足らないと煽りまくっていますが
ナフサってなんです?
皆さん分かります?
ということで、調べてみました
まず、原油精製するときの副産物として出てくる
無色透明な不思議な液体です
これ、揮発性が高く、ガソリンと同じで、常温で揮発(要するに蒸発)してしまいます
では、生成量はどうかというと
原油100%に対して
ガソリン 31%
軽油 25%
重油 17%
ナフサ 10%
その他 17%(色々含みますが今回は全部ひとまとめ)
ということで、生成量が10%程度みたいです
ちまたのガソリンが出回っていれば、流通も潤ってそうな感じも受けますが
生活に根付いているプラスチック製品は全部
このナフサが元になって生成されるんですね
そうなると、今使い捨てで使っている容器なんかは
かなりの消費量って事になりますね
では国内で消費されるナフサの消費量はというと
3639万リットル
このうち、国内精製が1419万リットル(38.9%)、輸入で2220万リットル(62.1%)
かなり輸入に頼っている事がわかりますね
要するに、ガソリンなどで使用する量の原油を調達できたとて
消費量を賄うには到底及ばない量ということですね
ナフサの輸入先が7割が中東ということで、こんな感じ
アラブ首長国連邦 30.4%
クウェート 21.6%
カタール 15.4%
サウジアラビア 3.0%
その他 3.1%
アジアだと
韓国 12.2%
インド 1.2%
その他 0.6%
その他地域 12.5%
アメリカなんかは、ここに入ってるんでしょうね
数字でみると、大部分は中東ですね
アジアの原油産出国にインフラ整備させて
インドネシア、ブルネイあたりからの輸入量を増やせば良いような気がしますが…
政府は十分な量の確保は出来てるっていうものの
塗料などに必要な分がどうも回っていない感じはしますよね
そうなると、何処かの中間業者が出し渋りしてるとしか思えない
萩生田氏が業者の公表は控えつつも警告は発していますが
果たして、改善されるのか
もう公表しちゃえば良いと思うんですがね
去年の米騒動だって中間業者のせいで、無駄にコメ価格が上がって
買い占めに走る輩も出るし、困るんですよね
無駄に国民生活を危機に追いやる業者というのは、まさに国賊です
ここからは、ちょっと化学のお話
ナフサからどうやってプラスチックが生成されるのかというと
化学反応を起こして、
エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのオレフィン類
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族が
生成されます
これらは、炭素と水素が結びついた最小の結合体(モノマー)と言われます
芳香族は、そこからシンナーなど塗料、接着剤等々を生み出していきます
で、オレフィン類は
モノマー構造を大量にくっつける事(ポリ重合)で
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル 等々
聞いた事あるでしょ?
こういうプラスチック容器やビニール袋になっていくんです
生活には欠かせないものばかり
しかも使い捨て容器に多いですよね
これ、よく考えたら、ポリ化重合したものを、再度モノマーに戻せるとしたら?
プラスチックを再利用して、製品生成できるじゃない
ということで、各社色んな努力をして、この技術を開発してくれています
こういう真のリサイクルを回したいものですね
芳香族系はまだリサイクルは厳しいかもですが
出来る所からリサイクルを進めて
足らない事が無くなる様に、国内で循環させる仕組みを整えて欲しいですね
まずは、ナフサの中間業者を、炙り出したいものです
本来はメディアが命かけてやる仕事なんだが・・・
ホント、役立たずですよね