code;playork
重大発表までの軌跡3
「運命の2015年。」
暗黒と思えた2年間が過ぎた、2015年。
この年は、code;playorkにとって歴史的な年となった。
それは何か大きなイベントを打った訳でも、セールスに大きな伸びがあった訳でも無い。
それは彼らが、「変わらなければならない」と決めた年だ。
この音楽業界は実に淘汰趨勢の激しい世界。
数多のミュージシャンが彗星のごとく現れ、そして消えていく。
特にバンドは団体奏芸の為、1人のモチベーションだけでは継続する事ができない。
それがバンドを、バンドマンが音楽を続ける事をとびきり難しくしている。
又、バンドマン自身も、歳と共に、生活環境も、社会的立場も変わって行く。
code;playorkはどうか。
code;playorkというバンドはうまくもなければ、新しくもない。
容姿端麗でもないし、なにより、もう若く無い。
そんな何も無い彼らが、この音楽業界に何故今も挑戦し続けているのか。
突き詰めれば、それはとてもシンプルな答えだった。
「音楽が好きだから。」
好きだけで成功できる世界では無い事は百も承知。
でも好きな事、だからこそ、挫折しても諦めず、どんなに社会に叩かれても、自分達の目標を見失わないでいて欲しい。
続けてきた彼らにだからこそ、伝えて欲しいメッセージがある。
泥臭い、けどとても大切な原点。
世の中には、今これが足りない気がした。
運命の2015年、code;playorkは7年経って、ようやく自分たちの大切な古びた原石を再発掘した。
そして彼らはある決意を胸にする。
続く。
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