code;playork橋本ブログ。


今回は人気シリーズ
code;playork都市伝説~怪談編~

「霊召喚士」



みなさんは覚えているだろうか。

昔、「霊が通ると、会話が途切れる」という噂が出回った事を。


小さい頃の他愛もない流行り廃りの噂話だとは思っていたが、友達同士で話していて不意に会話が途切れると、「今霊が通ったー!」と子供ながら騒いだものだ。


大人になり、そんな事も完全に忘れていたが、ここ最近、code;playorkの周辺でおかしな現象が発生するようになった



それは何故か、

何故かだ。


code;playorkで打合せをしている時、何故か引っ切り無しに「会話が途切れる」のだ。


大事な話しをしていたのに、肝心なところで会話が切れる。

最初は気のせいと思い、気を取り直して打合せを続けていたが、またすぐ次の瞬間止まる。

肝心な結論に至る瞬間を狙ったかのように、会話が止まる。

それは子供ながらに覚えていた、「霊が通る時、会話が止まる」という記憶が呼び返されるほど、しつこく、しつこく続いた。


、、、


まさかね、、、、


、、、


他のメンバーもおかしくは感じていたが、大人になり霊の存在など信じる訳も無く、みんな最近疲れているんだよな~なんて言い合いながら、やり過ごしていた。


また日を改めて会話をしていると、また止まる。

そして今度は会話が止まった直後、言い知れぬ「寒気」にも襲われるようになってきた。


、、、


そんなね、、、


、、このご時世に、、あるわけないよね、、、


、、、


しかしその後、会話が途絶える事も、途絶えた瞬間「寒気」を覚える事も、止まるどころか日々症状が増すばかり、、、


、、、


おかしい、、、


これはおかしい、、、


、、、これは、絶対に何かある、、、


、、、


ある日恒例の「日高屋ミーティング」をしていると、また例のごとく会話が止まりだした。


俺は、ついにこのcode;playorkに取り憑いたと思われる「霊の存在」を確信し、その存在を突き詰める事を決意。


ヒートアップしてきた会話から一歩引いて、周りの状況をよく観察していると、ある異常な光景に気が付いた!


、、座席奥に黒い影があるのだ、、、


、、、


、あれ、、、

、なんだろ、、、

あの黒い影、、

、、の席は、、


、、、、、KIX!!!?



、、KIXは黒い影に隠れながら会話を聞いているようで、何か机に人差し指で机に書いている。

一体何を書いているのだ??

、、ビールの水滴か何かを利用しているのか、落ち着かない様子でひたすら机に何か書いている。


、、、


あれは、、、


結界???


テレビのオカルト番組でしか見たことの無い、三角形がいろいろ組み合わさり、その周りを円で囲むような画。

あれは、間違いなくオカルト番組で見た「結界」!


俺にしか見え無ないのか「黒い影」に身を潜めながら彼は「結界」を書いていた。

、、、


そして次の瞬間!



彼が突然、「何を言っているのか分からない」呪文のような言葉を発した!


、、!??その瞬間会話が止まった!!!


そして間髪入れず、とても嫌な、何とも言えない、身も毛もよだつような強烈な「寒気」が、彼の書いた机の結界から強烈に発せられたのである。





デターーーーーーーーー!!!!





俺は手で口を押え、声を押し殺しながら、その瞬間を目撃した。


何を言っているのか分からない。

何を言っているのかは、分からないんだ。

でも、何かを言った。

あれは、確実に日本語。

日本語だった。

その言葉自体は確実に日本語だったんだ。


でも、何を言っているのか分からない、、、

何を言っているのかは分からないんだ、、、


俺は頭の中がごちゃごちゃになった。

こんな事ってあるのか????



でもその現象は確実に、彼が何か呪文のような、「何を言っているのか分からない言葉」を発しのち、会話がぶったぎられ、強烈な寒気を発していたのだ。


俺は怖くて、何も言えなかった。

もしこの事実をその場でバラしまえば、俺はあの結界に飲み込まれてしまうかもしれない。

そんな恐怖が、野生の感と言うべきか、生きる本能とも言うべきか、俺をこの事実から黙殺した。


、、そう、、、

、、彼は「霊が呼べる」のだ。


、、

何故、彼が「霊を呼ぶ」のかは分からない。

どうしてこんな事を、「こんな訳もわからない言葉」を発して、「こんな誰の特にもならない事」をするのかも分からないんだ。

でも彼は信念にかられたように、この召喚を繰り返した。

何度も何度も。

しつこく、しつこく。



今日俺は、この内容をこのブログに書いて良かったのか、今でも分からない。

悪魔の世界を知ってしまった俺が、今後どうなってしまうのかなんて分からない。


「霊召喚士 KIX」


彼、霊を呼べます。


この伝説、信じるか信じないかは、あなた次第です。