トマスに会った。かれこれ3年ぶりくらいだろう。

連絡を取りたくなったから、何年かぶりにとってみよう。

夢って面白い。

夢の中であたしは耳が聞こえなくなった。

キリンに襟元をくわえられて、漫画の一齣みたいに
ブヨーンって持ち上がって、そこから特に大きなショックがあったわけでもなく、地面に落ちたわけなんだけれども、そこから何を話そうとしても、雑音があたしの耳の中を駆け巡って(それはディズニーランドのセンターオブジアースのあの螺旋を描いていく虫のように。その螺旋は彫刻刀で彫られていく様な軌跡を残して)

結婚式のパロディー、なにか脅かす仕掛けがあるのはわかっていて。あたしは確か背後から花嫁と司会者に掴まれて、というよりどつかれて、ずるずる引きずられ、何か罵声を浴びさせられた。それに思いっきりつっこみを入れてみたら、エキストラとかみんな笑い始めて、やってやったとおもった。

でもそれからかしら。何を言うにも雑音があたしの中をぐるぐる。紙を暴力的に丸めたときのような音。

その音が聞こえるとき、あたしはいつもトマスのことを考えていたんだと思う。

目が覚めた。

中瀬に連絡を取ろう。セイハロー。