vbc.exe(Visual Basic Compiler)を使用してOutlookのタスクを抽出するには、VB.NETプログラムを作成し、Outlookのオブジェクトモデルを利用してタスクを取得する必要があります。以下は、Outlookからタスクを抽出するためのサンプルコードです。
準備
1. Outlookがインストールされていること。
2. Outlookオブジェクトモデルへの参照が正しく設定されていること。
サンプルコード
以下のコードをテキストエディタにコピーし、ExtractOutlookTasks.vbとして保存してください。
Imports Microsoft.Office.Interop.Outlook
Module ExtractOutlookTasks
Sub Main()
' Outlookアプリケーションの初期化
Dim outlookApp As Application = New Application()
Dim tasksFolder As MAPIFolder = outlookApp.Session.GetDefaultFolder(OlDefaultFolders.olFolderTasks)
' タスクアイテムの抽出
For Each task As TaskItem In tasksFolder.Items
Console.WriteLine("Subject: " & task.Subject)
Console.WriteLine("Due Date: " & task.DueDate.ToString())
Console.WriteLine("Status: " & task.Status.ToString())
Console.WriteLine("------------------------------")
Next
' 終了待機
Console.WriteLine("タスクの抽出が完了しました。Enterキーを押して終了します。")
Console.ReadLine()
End Sub
End Module
コンパイルと実行方法
1. コマンドプロンプトを開き、コードを保存したディレクトリに移動します。
2. 次のコマンドを使用してコンパイルします。
vbc.exe /r:Microsoft.Office.Interop.Outlook.dll /out:ExtractOutlookTasks.exe ExtractOutlookTasks.vb
Microsoft.Office.Interop.Outlook.dllへのパスは環境に応じて調整してください。
3. コンパイルが成功したら、ExtractOutlookTasks.exeを実行してタスクを抽出します。
注意点
Outlookのバージョンによっては、Microsoft.Office.Interop.Outlook.dllのバージョンが異なるため、適切な参照を設定してください。
Outlookが起動していない場合、自動的に起動されることがあります。
このコードは、Outlookのタスクフォルダからタスク情報(件名、期限日、ステータス)をコンソールに出力します。必要に応じて、CSVなどにエクスポートするようにカスタマイズも可能です。