「僕はずっと器の大きい人間になりたいと思っていました。
それでずっと努力していましたが、なれませんでした。
でもあるとき、ハタッと気づいたのです。」
数々のヒット作をここ数年で立て続けに生み出している
演出家の吉田照幸さん。
最近では朝の連ドラ「エール」、ですよね。
冒頭の一文は
吉田照幸さんの著書の中の言葉。
次々にヒット作を作っていく吉田さんには
どんな秘密があるのでしょうか?
「大きく見せようとしても、相手には威圧感しかないんですよね。
逆なんです。自分を空っぽにしてどうぞ、と器を差し出す。
ちゃんと周りの意見を聞く。
それから仕事を立て続けにもらうようになりました。」
う〜ん。
さらっと語られてますけど、とても深い話のように思いました。
私も素直に「はい」と言える人になろうと思っているのですが
自分をよく見せたいという「我」がまだあります。
20代の頃よりは素直に耳を傾けられるようにはなってきたけど
とても素直な方に出会うと、
あ〜、私まだまだやんって教えられます。
でもこの考え方ならちょっとは近づけているかなと。
「正解じゃなく、相手との違いを楽しめるようになればいい」
正解を追い求めていると、あえて思いを言葉には出さなくても
自分の心が相手と衝突する。。。家族とか特にそう。
だから
「普通は〜」という言葉は絶対使わないって決めています。
「普通はこうするよね」という類を口にするのは、
「自分は正しい」の主張のように感じ、
ちょっくらカッコ悪い気がして。
でもそんなこと思ったりするのは、どうやら変わっているよう。
どっちが「正しい」よりどっちが「楽しい」を選んでくれる人が好きです。
