知的障害を伴う自閉症で
且つ難聴の長男は
社会人になって3度目のお正月。
12月30日が仕事納めで、
1月3日には仕事初めという
些かゆっくりできるとは言い難い
スケジュールだけど、
本人は大好きなゲームとPCを
思いきりできるのが嬉しいみたい(^-^)
ただ昨年の次男の様子(不登校)を
陰ながら見守っていた感じだったので、
ちょっと2人にとってプラスになるかな?
という提案をしてみた。
「お兄ちゃん、今度のお正月には
⚪️⚪️にお年玉をあげてみたらどう?
真面目に働いてるから、
沢山貯金もできて余裕もあるしね!
お兄ちゃんから御年玉貰えるなんて、
⚪️⚪️はビックリするよ。
喜ばせてあげたら?」
そんな私の言葉に対する返答は
意外な程早かった。
「そうだなぁ、じゃあ1万円」
え~!それは多すぎじゃない?
驚いて金額を下げようとする私に
長男はガンとしてうんと言わなかった。
そして元旦、
長男のお金の管理をしている私は
ポチ袋にしのばせた1万円を
そっと長男に手渡した。
それをちょっと自慢げに次男に
「これ!」と言いながら差し出す。
次男は何が起こったかわからないくらい
素っ頓狂な声を上げる!
更に金額を把握した途端に
再度より大きくなる声!
きっと長男は
その声を待っていたのだろう。
誰かを喜ばせ幸せな気持ちにさせる
ことが自分にも出来たという自信。
働くことで得られるのは、
物質的なものだけではないという自覚。
誇らしげな長男の顔。
それを見ることができた私。
それこそが、母としての私の
勲章のように思えた。
これが私が貰った最大のお年玉だ。
よろしかったら、
クリックお願いします(^O^)/
