どんなに考え方の向きを変えたって
信頼できる人に話を聞いてもらったって
それは一瞬の緩和にしか過ぎなくて
自分の本心へのまやかし
しんどいものは基本変わらない

どうにもならない現実の根っこは深く
地中に際限なくそのひげ根を伸ばし
絡まり合い埋まっているのだから
私の脆弱極まりない力では
太刀打ち出来そうもない

でもどんなに苦しくても逃げずに
ここで踏ん張らないといけない理由は
一体何なのだろうか?

長男が生まれた時、初めて生まれた感情
「どうして私なんだろう?」

子供の行く末ではなく
我が身の可哀想さを嘆くという愚かさ

多分今の私はその頃と同じで
何ら成長していないということ
それが如実に表れるこの文章が
実に痛々しい

全ての現実を受け入れるということは
そういった未熟な自分をも認めることに
他ならない。

何度も何度も運命に試される
「いい加減慣れなくちゃ!」
もう一人の私が背中を押す・・・