買い物に出かける

気が付くと花の苗と鉢が収まった買い物袋を提げている私がいる

ああ、今日もだ・・・


次男が高校への登校を拒み始めてから一週間になるだろうか

どうも様子がおかしいと気が付いたのは母親の直観ゆえ

案の定、友人関係で縺れた糸が引き込んだものは、

次男に対するいじめにも近い言葉たちだった


表情を失くした人の様子を見ているのは辛い

それが我が子であれば尚更のこと

これは即行動あるのみと学校側への連絡へと急いだ


その後の経過は多岐に及ぶけれど

とにかく今回の事で又沢山の人の情を感じることが出来た

こんな親子の為に心を砕いてくれる人がいるという現実は

どれほど心の支えになったかわからない

だから何とか明日次男は学校へ足を運ぶ気持ちになっている


それにやはりこうなった時

子供を丸ごと受け止めることがどれほど大切かわかる

長男を育ててみてわかったこと・・・・

人生は立ち止まりながらぼちぼち進めばいいのだ


でもでも・・・

やっぱりしんどかったなぁ

こればっかりは慣れるものじゃない

先が見えないという状況はやはり辛いものがある


だから花を植えたくなったのだろうか?

一つの大きめの鉢に種類の違う草花を居心地良く植え付けたい衝動

それは様々な個性が混合された学校という人の集合体の中で

息子が自分なりの花を咲かせることができたらという願望だったのかもしれない

と今になって思い返してみて気が付いた


さあ明日はお弁当を作らなくちゃ

いやいや、早朝の涼しい内に先に寄せ植えを完成させようか


どちらにしろ、明日は早起き必至の朝になる