戦争開始 但し経済に限る
「LGが売れている」
「サムスンがトップ」
韓国企業が世界を席巻しているという報道が連日流されます。
確かに欧米市場ではブランドとして確立し、新興国、発展途上国での浸透速度も目を見張るものがあります。
伝統的に慎重過ぎる日本の企業や政治が、他国企業の早い決断と実行力に遅れをとっているとも言われます。
経済大国だと自負していた日本と韓国の差が急速に縮まったのは、かつてのDRAM以降、技術や人材流出を国家的損失と見抜けなかった企業の落ち度であり、現在でも科学技術予算の増額を渋り、急激な為替変動に手を打たず不作為を続ける政治の責任です。
今まさに起きている中国に対しての技術、人材流出も警戒すべきでしょう。
BRICsや韓国は、G7に名を連ねない中進国である事を言い訳に、頻繁に市場介入しては自国通貨を安値誘導、輸出競争力を維持しているとも聞きます。
韓国、李明博大統領の徹底した経済戦略が羨ましく思えます。
日本の製品が素晴らしいのは中小企業の技術力が高いからというのは常識ですが、これら高精度部品を買い叩いては儲けた金で海外工場を作り、海外に出る余力の無い中小への発注を断って見殺しにしてきたのは、自分が儲かれば良い、誇りなど要らぬと臆面もなく言ってのける一部大企業の方々です。
また、日本企業の弱点は人情経営だとも喧伝され、これに乗った一部企業が急に ”欧米風の味付け” をしてみたが失敗、今更になって 「これからは人材の時代」 等と、雰囲気に流されては失敗を反省せず迷走しているだけに見えます。
勿論企業も技術の断絶や流出を抑えるべく努力しています。
極端な米国流経営への盲信も徐々に考え直されているようです。
複数の日本企業や日本政府が協力して商談を勝ち取る意味で ”オールジャパン” 等の言葉も、たまには聞かれるようになってきました。
ところで、世界で勝っている外国企業は皆、情や誇りを持っていないのでしょうか。
インタビュー等を見る限り、そうでは無いようです。
彼らは根本のところで国や宗教、民族に強い想いを持っており、表向きにもそれを隠しません。
己が誇りを持つ集団に寄与する喜びを、大いに語ります。
勿論こんなのはただの建前で、本質は金の亡者だと言うのも一部その通りでしょう。
しかしそこに表面上とは言え、愛を纏っているのです。
翻って日本の企業人や政治家が、外面だけでも取り繕えているでしょうか。 甚だ疑問です。
彼らの口から聞こえるのは、やれ
「政治が経済の邪魔をするな」
「企業の目的は金儲けだから、効率の追及こそ第一」
「儲ける為に邪魔なら、誇りなど不要」
一見正しい部分を含む、しかし凡そ愛情や誇りの見当たらない独善的な言葉ばかり。
政治と経済が上手く折り合う事は必要ですが、譲ってはならないものもあるはずです。
金儲けの為に誇りを捨てても良いなら、今すぐ米国51番目の 「日本州」 になるべきでしょう。
或いは中国に呑み込まれて 「日本省」 でしょうか。
私はどちらも嫌です。
日本の未来の為に命を賭した先輩方も、その様な事は望んでおられないでしょう。
個別に幸福を追求する集団より、もっと大きな集団の利益を目指す意識を持つ方が強いのは明白です。
日本の良い点を再確認しようという機運が高まっている今こそ、これを一過性で終わらせず後の世代へ受け渡し、我等の発展はいずれ世界に寄与するのだという自信と誇りを持ち、世界経済戦争で勝ち鬨を上げたいものです。
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