日本は偽物で成長したのではない | 一介のブログ

日本は偽物で成長したのではない

中国が経済成長を続けています。



ペトロチャイナやシノペック (エネルギー) 、ハイアール (家電) やサンテックパワー (太陽光発電) 等は、特に専門的でないニュースでも名前が聞かれるようになってきました。



中国を殊更に礼賛する人は、かつての日本の様な高度経済成長を、もっと早くもっと大きい規模ですんなり達成すると言いますが、それとは種類が違うと考えています。


中国での拝金主義の蔓延は、バブル経済による金銭感覚の喪失にも通じると思いますが、軽武装で防衛は米国頼みの日本に対し、防衛の範囲を越えても一向に軍拡を止めない中国への警戒は続けなければなりません。現在も数百発のミサイルが日本に照準を定めていると言われており、これには核ミサイルも含まれます。


願っているだけでは平和を維持出来ないという一例です。




そして中国と言えば偽物大国。



猫型ロボットや黒鼠等、有名キャラクターを真似た雑な着ぐるみが闊歩する石景山遊楽園の映像が流され、質の低さを笑うだけの低俗な番組が多く見受けられますが、笑って済む問題ではありません。


「昔は日本もやっていたんだから、中国に文句を言える立場じゃない」 等と言う不勉強な左翼コメンテーターも居ますが、全く違います。




松下電器 (現パナソニック) は、他社が出した新機能を真似たり、更に改良した商品を出し、これが上手く纏まっているものだから良く売れて元祖の市場を食うので、そのやり方を批判する意味で 「松下電器は真似した電器」 なんて言われていました。


しかし見方を変えれば、他社が出した商品を研究し、同等かそれ以上の商品を素早く作り出すという事ですから、より良い商品選択の幅が広がり競争原理で価格も下落、消費者の利益に繋がるので良い事だと私は思います。


後出しじゃんけんが嫌なら元祖商品を選べば良い事です。



しかし中国で作られ問題になっているSQNYの乾電池 (本物はSONY) 、HONGDAのバイク (本物はHONDA) には、より良い商品を作るという意識など毛頭無く、劣悪な偽物で儲けてやろうという犯罪行為で、言わば詐欺です。


HONGKONGをホンコンと読むように、HONGDAは読みもホンダです。



「青森」 や 「富士」 を中国人が商標登録しようとする等、人気の日本産を擬装したり、後で本来のメーカーが進出して来た際高く売りつける為に、商標だけ登録する輩があとをたちません。日本全国の地名等は、もう殆ど登録されているそうです。


彼等には真っ当な経済競争や、お客様を幸せにした対価として儲けさせて頂くという殊勝な考え等無いのです。


そこにあるのは金のみ。騙してでも儲けようとする薄汚いやり方です。



日本のメーカーは、GEやGM、Fordの模倣から入り、追い付け追い越せと頑張っていただけで、混同させる目的でCEやGN、Forbと名乗った事も無いし、ましてや全くのコピー商品を本物だと偽って売りさばき、大きくなったメーカーはありません。


しかし中国では未だに、名もそこそこ売れている大メーカーが当然のようにコピー商品を作っており、それを指摘されても自分の方がオリジナルだと言って憚りません。


私が知っているメーカーの人も、見た目は同じで中身が違う劣悪コピー商品が流通しており、故障したらうちに苦情が来ると困っていました。



そのような連中と日本メーカーの努力を同列に扱う人間を、私は信用しません。なかにし礼さん、あなたの事です。




日本でも、偽ブランド品の路上販売をよく目にしますが、偽物と解って買う客も同罪です。


まがい物でも安くてハッタリがきけば良いんだと軽い気持ちで買うのでしょうが、それはいずれ自らの国益を損ねる犯罪的行為なのだと、若い内から教育しておく必要があるでしょう。




中国の経済成長を利用しない手は有りません。


偽物を作るメーカーには止めさせ、じわじわと生まれている真面目な中国メーカーと合法的に儲け、偽物が見付かれば徹底的に叩き潰すんだという意気込みで、政界、財界が力を合わせてほしいと思います。



無批判に中国へ擦り寄る民主党には無理でしょうが。





本文とは驚くほど関係有りません↓


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