やるか、やられるか。 それが戦場 (ヶ原) だ。
ふと立ち寄ったゲーセンで、独特の色合いが目に入った。
紫と桃。
こちらを見下す様な眼差し。
「戦場ヶ原 (せんじょうがはら) ひたぎ」 だった。
奴は 「私に挑戦するとでもいうのかしら?」 と、威嚇のつもりだろう、凶器 (ホッチキス) を真っ直ぐこちらに向けている。
その程度で怖気付くと思われたのが心外だったのか、ただ奴を屈服させたかったのか、今となっては判らない。
だが、挑まれた戦いは受けるものだ。それ位、知っている。
おもむろに弾丸 (百円玉) を装填 (支払) し、上と横に動く事しか出来ない不器用な相棒に、たった二つの指示を出す。
そこっ…!
当たった!
奴の体がぐらりと動く度に、心の動揺が見て取れる。だが、落ちない。効いているはずなのに…いや、まだだっ!
攻撃の手をゆるめず、じわじわと追い詰める。
どうした、もう後が無いぜ?
終わったな……そう思った瞬間、嫌な方へ回転!
何て事だ!これじゃあ、簡単には攻撃 (フック) が当たらねぇ!畜生!このままじゃ…。
はっ?!
咄嗟に、26年前の光景が脳裏を過ぎる。
ああ、そうだ、そうだな。
ここは、やるか、やられるかの戦場。諦めたらそこで終わりだ。
弾倉に込める弾を準備! (両替)
装填! (支払)
MOVE NOW!
GOGOGOGO!GO!!
MOVE!MOOOVE!!
………。
どれくらいの時が経ったのだろう。
気が付けば、奴は地べた (取り出し口) に這いつくばっていた。
勝った、勝ったんだ…。
へっ…、もう、一発も残ってねぇや。
こうして、奴との激闘は幕を下ろした…。
あっ、店員さんすみませーん、取り出し口に引っかかっててー。
「どちらになさいます?」
あっ、羽川も選べるのか、あー…、あ、でもこっちでいいです。
飾る気も無いですw
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