DOWN
「BRAN-NEW LOVER」カップリング
イントロのカッコよさは異常。
久方ぶりの重低音爆撃みたいな感じです。
なんというか、マーキュリーにいる間って打ち込みが多くてロック…というかテクノっぽいロックが多かったんですが、この曲はロックです。
しかし、今井さんパートはカッコいい。
ああいう感じの弾き方が好きでして。あ、フレーズですね。
Aメロのベースも好きです。
しかし、ロックな感じですが、所々尖がっているので聴いていて面白いですね。
歌詞は…んん。
久しぶりに見る、自虐的な歌詞…か?
「SEXY STREAM LINER」の「schiz・o 幻想」みたいな深刻さでは無いですが。あっちは完全に自己否定になっちゃってますからね。
こっちは、「俺」の容姿の話。
でも、単純にそんな歌ではないとも思いますが。
「崩れ出した」と言われると、そうかなと思うし。
「乱れ出した」と言われると、事の最中に余裕がなくなった…みたいにもとれますし。
よく分かりません。


ASYLUM GARDEN
「BRAN-NEW LOVER」カップリング
サビの辺りがグッとくる曲です。星野さん作曲ですね。
イントロからサビの直前まではどことなく重たい雰囲気で、サビの辺りで、押さえられていた何かを解き放っているような感触です。
サビがやっぱり好きです。
色んな色が、瞼の裏に現れる不思議な曲です。
目をつむってい歩いているんだけれど、瞼の向こう側にはほんとは極彩色。
でも、自分はわざと目を閉じているからそれには触れられないし、触れる気もしない感じです。
意味が分からないんですが。
で、歌詞なんですが。
これは、「ゴッホ」をモチーフにしながら、自己投影している歌のような気がします。
まず、「ASYLUM」の意味なんですが、亡命、逃避、収容所(亡命者の収容所という事で外国大使館とか)、孤児もしくは精神疾患のある患者の保護施設という意味もあります。
で、この「ASYLUM GARDEN」ってゴッホの作品かな~なんて思いまして検索すると、トップでBUCK-TICKレビューブログさんが出て来るため、それを回避しながら(読んだら楽しみがなくなりますからね)頑張って検索しておりましたなら、何種類もありました。
まず、「ASYLUM GARDEN」とは、ゴッホが1889年5月以降に入院していたサン・レミのカトリック精神療養院「サン・ポール」の事なんですね。
で、ゴッホの人となりなんですが…うーん、一応書いた方が良いのかな?
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh )(wiki)
1853年3月30日 - 1890年7月29日
オランダに生まれ、主にフランスで活動した画家。
名の「フィンセント」は「ビンセント」「ヴィンセント」と表記されることもある。
またフランス語読みで「ヴァンサン」と記すものもある(名字までフランス語表記するとヴァンサン・ヴァン・ゴーグになる)。
掻い摘んでお話させていただきますと、彼は画商、牧師と仕事を続け、27歳で画家になりました。
途中ゴーギャンと共同生活をするんですが、不仲になってしまい、ゴーギャンにゴッホの自画像の「左の耳の形がおかしい」といちゃもんをつけられて、自分の耳を切り落とすんですね。
で、その後「サン・ポール」に自ら入って、そこでも絵を描き続けるんです。
最後は37歳の若さで亡くなってしまいます。自殺か他殺かは分かっていません。
で、この歌詞をつらつら読むと、ゴッホのようでゴッホではないという不思議な気持ちにとらわれます。
牧師の仕事をしていた点から考えて、冒頭の、
 子羊を酔わせるのさ
も、なんとなくは分かります。しかし、
 悪魔になれ
が、最初に出て来るんですけどね。
ゴッホの伝記とかを読んだ事がないので、実際に彼が何を思っていたのかは分かりません。
でも、それら…たとえば最後に出て来る
 向日葵
 糸杉
 自画像
というのは、全てゴッホの作品であるんだろうなとは思いますが、それを見た櫻井さんが、画家としてもがいていたゴッホと、歌を歌う事にもがいている自分とを重ね合わせて書いた詞なのかしら。とも思うのです。
かなり自分にきつく言い聞かせ、そうであるようにと命令する事をゴッホが自らに命じていたのかは分からないんですけどね。
あと、私事で申し訳ないのですが、この歌詞は痛かった。
 ガランドウの心は 張り裂けそう
空っぽなのに、張り裂けそうなんですよ。
空っぽの心にあるのは、存在だけが大きい「虚無」かな。


ミウ
1999年10月20日 マーキュリーよりリリース
切ない。美しい。そしてこのPVの星野さんはスナフキン(暗黒使用)。
アコースティックギターと、エレキギターの組み合わせってすごく好きです。
特に、「ミウ」のように物悲しい曲には良く合うと思います。
途中、間奏の辺りでノイズが入りますけれど、それもまた。
それ以外は一切不協和音が無いので、面白いです。
しかし、なんでこう星野さんという人は綺麗なメロディを作り上げるんですかね。
今井さんもそうなんですけど、今井さんはもっとこう…どこかしら不安定なんですよ。
綺麗な曲でも。どこかに必ず不思議な仕掛けを施していたりします。
星野さんは、基本直球勝負な方なんですかね。
だからなのか、星野さんが「CREAM SODA」みたいな曲を世に出すと「おお?」と思いますし、逆に今井さんが「RAIN」みたいな曲を出してくると「おおおおお?」とかなるんですけど。
このPV、未だに意味が分からないんですよ。
最初、櫻井さんが外で風に吹かれているじゃないですか。
でも、歌っている時は暗ーい所にいますよね。
星野さん、スナフキンじゃないですか。
他のお三方、記念撮影してるじゃないですか。
あのトランクには「何か」が入っていて、そばにいた蛇を捕まえてトランクの中に入れちゃいますよね。
でも、今井さんが中身をぶちまけると、ホルモ…いや、内臓がドバー。
シュールすぎて意味が分からないですね。
で、歌詞のお話。
綺麗だな~というのが最初の印象です。
ミウ」。
櫻井さんは、どんなふうに受け取っても良いと仰ってますが、「ミウ」。
美羽?美海?美雨?美憂?
なんなんですかね?
好きな歌詞が、
 真夜中に隠した くちづけに息を止めて
の部分です。
なんかロマンチックで切ない。
隠さないといけないんですか。
そして、
 砕け散る嘘を欲しがる
というところ。
 千切れた羽を欲しがる
にかけてあるようです。
両方とも、儚いものだと思いますが。
そういや、最後が唐突な気がします。
星野さんが櫻井さんに渡したキーワード。
「編み上げブーツ」だったりして。


パラダイス
「ミウ」カップリング
「ミウ」とはガラリと変わりまして、今井さんお得意(?)のアゲアゲな曲です。
前のブログに書いた事があるんですけど、この曲と「Baby,I want you.」ってなんか似てません?
これが発展して「Baby,I want you.」になったのかな、と思ったくらいです。
間奏の、ドラム?打ち込みの音?良く分かりませんが、そこがすごく好きです。
あと、サビの音の厚さがたまりません。
櫻井さんの歌い方も。なんか色っぽいです。
「風」とか「雨」の「え」の辺り…が、落ちる時あるじゃないですか。意味分かります?
そこが好き。
歌詞は…。
なんか、楽しそうですね。
踊ったり廻ったりって、結局のところ、生きるって事なんだと思います。


TRANS
2000年9月6日 BMGファンハウスよりリリース 「GLAMOROUS」カップリング
なんですか、このほんわり感。ふんわりと言った方が良いんですかね。
じつは、正直申しあげて、あんまり聴いた事が無い。
サビの部分だけ、何故か着メロとして取ってあるという…。
リズムが難しい。間奏のドラムが難しい感じ。
にしても、「TRANS」というタイトル通り、遠い。
全てが遠い感じです。
メロディは、相変わらずの美しさなんですが。
イントロが面白いですね。イントロだけではその曲がどんな顔をしているか、全く読めないですから。
夜中に、蒲団の中で聴いていたとしたら、そのまま寝そうですね。
つまらないと言っているんじゃないですよ?
たまに尖がった音とかしますけど、良い感じに飛べる感じです。
櫻井さんの歌い方も、優しいですね。
しかし、何故に「猫」が。
「君」って「猫」ですかね?
夢の曲なのかな。すみませんね。いまいちピントが合いません。
で、この曲のPVも意味が分かりません。
なんで星野さん、保存されているんですか?
しかも、どろどろになってしまって。


薔薇色の日々
2001年11月21日 BMGファンハウスよりリリース 「21st Cherry Boy」カップリング
未聴です。


幻想の花
2003年12月3日 BMGファンハウスよりリリース 
この曲は、星野さんですね。
確か、極東 I LOVE YOU」の頃からあったけれど、どこにも入れられず、次の「Mona Lisa OVERDRIVE」には確実に入れられず、シングルで出したんでしたか。
素敵なスローナンバーですよね。
最後の方のサビが壮大です。
PVの話なんですが、それぞれの目(櫻井さんと女の人)にお互いがいるっていうのが面白いですね。
歌詞のお話。
花は命。もう、これくらいしか書きようがないです。
幻想の花」というのも、本当は目に見えていない花なのかな、とも思いますし。


ノクターン-RAIN SONG-
「幻想の花」カップリング
夜に雨が降ったら聴きたい曲です。
この曲、イントロとか、どこかでなんかぼそぼそ言ってる声が聞こえませんか?
気のせいですかね?
作詞作曲は今井さんです。
今井さん、たまにこういうナイーブな歌詞とか書くんで驚きます。
で、曲。
イントロから聞こえている音。レインドロップスっていうんですかね。
以前家にあったキーボードに、似たような音が入っていまして。それが、レインドロップスって書いてありました。
で、この曲は、久々の超展開な曲ですね。
間奏部分だけ、急に激しくなるのが。
以前、「RAIN」の時にこの曲の事を書いたと思うんですけど、こちらは、イントロ部分でしとしと雨が降ってきて、途中本格的に降ってきて、間奏で土砂降りになる感じです。
あ、そういやこの曲、ゲストコーラスさんがいらっしゃいましたね。女性の。
で、歌詞についてなんですが…今回は割愛させていただきます。
ただ、今井さんはあんましこういう、ある意味「核」というものを書いた事がないなあという気がしました。


蜉蝣-かげろう-
2006年8月2日 BMG JAPANよりリリース
歌詞見なくても歌えますけど。
持ってません。


空蝉-うつせみ-
「蜉蝣-かげろう-」カップリング
聴いた事が…無いです。


ぐでぐでのまま、終了でございます。