さて、やっとここまで漕ぎ着けました。
しかし、皆様に重大発表がございます。
私、持ってない曲があるのです。
そこは空けたまま、強行突破させて頂きます。
手に入れたら追記させて頂きます。
申し訳ない。
では、参ります。


TO SEARCH
1986年10月21日 太陽レコードよりリリース 
1988年10月26日 ビクターよりリリース 「JUST ONE MORE KISS」カップリング

これ、イントロかっこいいですよね。
星野さん側のカッティングが非常に好きです。
今井さん側のフレーズも好きです。
しかし、結構長いイントロですね。
この曲、もともとインディーズの時に出したものなんですね。LPなんかな、シングルでも。
A面が「TO SEARCH」で、B面が「PLASTIC SYNDOROME TYPE」…なんですか?公式の、「?」になってましたけど。
そういや、この曲サイレンみたいな音がしてますね。
その音のおかげで、サーチライトを連想しました。
作詞作曲は、共に今井さんです。
Aメロ、早口すぎて何を言ってるのか歌詞読んでも分かりません。
いや、Aメロだけじゃない。
全体的に早口ですね。
そして、すごく今井さんの声が聞き取りやすい。
サビの所の掛け合いですね、今井さんの声が聞こえるの。
あんまり変わってないですね。
さて、歌詞なんですが。
言葉使いが意外に汚い。
 手をぬかねェで 
 ばれねェように
 しょうがねェぜ

なんなんでしょうかね、この曲。
暗がりのうちにばれないように何かするっていうのが、なんと言いますか、犯罪臭いです。
口裏合わせたりとか。
しかし、なにが「しょうがねェ」なんでしょうかね?
 しょうがねェぜ まったく……
って、呆れてますか?
そうそう。
この曲の最後の方で、叫んだり笑ったりしてますね。


UNDER THE MOON LIGHT
1990年1月24日 ビクターよりリリース 「悪の華」カップリング
この曲は…唯一の樋口さん作詞ですよ!!!
可愛いなあこの曲。曲は今井さんですね。
イントロが軽快で、時折ふわわーんって音が入って可愛い。
可愛くも、切ない感じ。
途中のギターソロ、今井さんが普通に弾いているのが驚きです。
そういや、この頃はまだ、ステレオタイプ的なギターソロも入っていましたね。
いつの頃からか、その手のギターソロが少なくなってきましたが。
さて、早速歌詞を見てみますか。
なんかドキドキしてきた。
こう言うと良くないですけど、ある程度考えて書かれているんですね。
Aメロの最初の部分て、全部「~ness」で統一されていますしね。
さて内容は、失恋の歌ですか。月の光の下でのお別れ…?
いや、泣いているのか。
イメージが、「MY EYES&YOUR EYES」に似てます。
どちらも月がキーになってましたね。
甘くて、可愛くて、切ない。
結構ロマンチストなのかなあ、樋口さんて。
でも、この曲しかないしな。
また書かないかな~…。


ナルシス
1991年1月21日 ビクターよりリリース 「スピード」カップリング
私の中では、最も長いギターソロがあると思われる曲です。
まず、イントロの入り方がカッコイイです。これが、何年も経って出て来るとは思いもしませんでしたが。
イントロの後のベースの入り方もカッコいいですね。
でも、やっぱりギターソロ。
これを、「Climax Together」で事も無げに弾いていたばらけたポニーテールの星野さんは最高にカッコいいと思われます。
曲全体が、なんか艶めかしいけれども素っ頓狂。
歌詞も、意味があんまり分からない…ような分かるような。
いやらしい事を書いているようで、影がちらりほらり。
まず、ナルシス。
ギリシャ神話のナルキッソス由来の言葉ですね。
そもそも、ナルキッソスは湖に映った自らに自分と気付かず恋をして、その「自分」を眺めている間に死んでしまったんですよね。
それが転じて、己を愛する人をナルシストなんて言うようになったと。
しかし、最初にナルシスの事を書いてますが、
 溺れるなら ナルシスの様に
と、自分が「ナルシス」ではなく、「ナルシス」のようになろうと言っているんじゃないのかな?とも思います。
ちょうどこの後からしばらくは、櫻井さんは自己否定の道を突っ走るんですし。
この歌詞も、「ナルシス」みたいに自らに溺れようとしている「自分」を皮肉って書いているんじゃないんですかね?
俺なんて…とか思っている自分を客観的に見ている自分が、「何お前自分に酔ってんの?」と馬鹿にしているような。


六月の沖縄
1993年5月21日 ビクターよりリリース 「ドレス」カップリング
面白い曲ですね。星野さん作曲です。
ベースラインがすごく好きで。
サビにいく直前のベースだけ聴こえる所あるじゃないですか?
そこがカッコイイんです。
シンプルな曲だなーとも思います。
櫻井さんが、なんか酔っ払ってる感じな力の抜き具合で。
アルバム枠に入れらない曲って、こう言う事言うのかな?
「darker than darkness」に入っている所を想像すると、微妙に…いや、だいぶ浮いてます。
さて、「沖縄」なんですが。
どの辺が「沖縄」なんでしょうか?
6月の沖縄で検索をかけますと、だいたい旅行と気候しかないんですが。
6月23日というのが、沖縄戦における日本軍の組織的な戦闘が終了した日なんですね。
でも、それと関係あるのかしら?
関係ありそうなのが、
 手紙を君に送るよ それは届く事はないけど
 もしいいなら僕に返事を それはたぶん読めないけど おお
かな?
ただ、それをとってみても、届く事の無い手紙を書いたとして、それの返事を相手が書けるわけないじゃないですか。
書けもしない返事を、読めるわけないですしね。
そういや、酒呑み日記に書いてあったような気がするんですが、櫻井さんは島唄歌っていたとか言う話。これがいつの頃だったのか、それで答えが見えそうな気も。
「島唄」をちょっと調べてみたら、曲そのものの発表が1992年1月なんですね。全国リリースは1993年なんですが。
その時までに知っていて、好んでいたなら少しは…。
この「島唄」は、断定できないんですけど沖縄戦の歌なんだそうで。
興味のある方は調べてみてください。