1987年4月1日 ビクターよりリリース


メジャー第一段。通算二枚目のアルバムですね。
通して聴いた印象ですが、なんと言いますか、やっぱり若くてポップだなあと。
技術力云々は、私には皆目分からないんで何も言いませんが、勢いがありますよね。
メジャーで出る最初のアルバムだから、そう思ってしまうのかもしれません。
この頃位までは、作詞は主に今井さんが担当されてるんですが、ぴりりとしてますね。
なのに、突然甘酸っぱい詞を書いてみたり。
そんな訳で、相変わらずぐだぐだの感想文です。

EMPTY GIRL
最初のイントロがキレイだな~と思いました。でも、やっぱり最初の曲だからでしょうか、スピード感があります。
そういや、ミキシングのせいなのか、スタジオの温度や湿度のせいなのか、ヤガミさんのドラムが重い様な気がするんですが、気のせいでしょうか。
あと、イントロの、アルペジオが入る部分で軽く破裂音みたいのが入るんですが、仕様ですか?
そういやこれ、リマスターしてるんでしたっけ?
詞なんですが、ちょっと痛いですよね~。
「自分の事は~」の辺りと、「舌はいつでも~」の辺り。
女の嫌なとこが丸見えです。いや、この詩の中で言うなら、恋多き女性の事なんだなって思うんですけど、、先ほど挙げた詞については、通常の女性陣についても同様の事が言えます。
言えますって言うか、女の人ってこんな所があるんですよね。大なり小なり。
今井さん、鋭い…。


FUTURE FOR FUTURE
いや~超展開…と言いますか、サビ凄い好き(知らない人の声が入ってますが)なんですが、Aメロの「退屈は捨てたから」の後の展開は…。
この展開は面白いですよ~。違和感を何となく感じてですね、最初飛ばしてたんですよ。でもこれじゃいかんと思って聞いてたらすごいクセになっちゃいました。
あと、ギターソロの変態さ加減ですかね。こんな変なソロ(音階的にって意味ですけど)弾くの、今井さん以外いるんでしょうか?いるかもしれませんね…。
でも、これ演奏するの大変ですよね、多分。
今やったらどうなるんでしょうかね?「MY EYES & YOUR EYES」ですらコード進行の見直しが行われている様ですからね。やってくれないかなあ。


DREAM OR TRUTH
可愛いなあ~…。可愛すぎてニヤケちゃうよコンチクショウめ!!
曲も可愛けりゃ歌詞も可愛い…。
なんですかね、懐かしさを感じますね。胸がこう…きゅ~んてなる様な。
「蝶は天使の化身」なんて、えらいロマンチックですよねえ~。
可愛いというか優しいというか。好きな曲です。


DO THE ”I LOVE YOU”
ちょっぴりエロティックな曲です。リズムが好きなんですが。殺シノ調ベの時より。
反復の曲って事で良いんですかね。うわあ、ベースも好きい。
なんか、ジャズっぽい?いや、何て言うか、ラッツ&スター?(すいませんすいません)ギターソロ以外は。
ただ、エロティックな曲とは言え櫻井さんの声のおかげなのか、エロスが半減してます。
でも、サビの時の低音は…やっぱり櫻井さんですよね。


ILLUSION
爽やかなイントロですよ!これまた胸に来るメロディで。なんででしょうか。涙腺に来るのは。
ん~…。切ないですね。サビの所とか、Bメロとか。
曲の…どの辺だったか、琴っぽい音してますけど、あれはシンセなんですかね?それともギターなんでしょうか。
最後のアルペジオがやばい。エコーかかった声もやばい。
やっぱり昭和っ子なんですかね、私。
ちょうど、このアルバム発売の頃って、私の好きな曲が多いんですよね。
一応挙げますと(笑)「難破船」、「輝きながら・・・」、「STAR LIGHT」、「ガラスの十代」、「Get Wild」、「I Don't Know!」、「SHOW ME」、「ヴィーナス」、「ロンリー・チャップリン」等々。
分かる方は、同年代もしくはそれ以上。(笑)
なんか、匂いが一緒なんですよね…。


SEXUAL×××××!
ポップです。好きです。そして、妙にエロス…。直前の曲が私にとってずいぶんメランコリックな曲なのにこのギャップは。
そういや、ギターのひずみ具合が好き。ギターソロが終わった後のだんだん音が上がって行くところも好きです。
あ、これ、櫻井さんが書いてたんか(今頃か)
そうそう、セクシャルタコスに聞こえるって言うのはもう皆さん知ってますよね。
私だけじゃないですよね?

以下追記(2009/4/17)

どうでもいい話なんですが、「SEXUAL INTERCOURSE!」を迷翻訳サイトエキサイトにかけたら「性行為」ってでたんです。

凄い脱力感です。


SISSY BOY
何故だ!前半キッチュなのにサビでこっ恥ずかしくなるのは!
歌詞も可愛い…。でも、分からない。「キーワードはハートとイニシャル」って何ですか?
キーワードが「ハート」と「イニシャル」なのは分かるんですけど。
「ハート」は「心」なのか、それとも見かけた「イニシャル」持ちの誰かさんがキーホルダーか何かが「ハート」だったのか。
にしても、なんで高校生みたいに感じるんですかねえ。
これこそまさに、今のクオリティでやって頂きたい。でも、今井さんですら恥ずかしくなって封印したんですかね?
恥ずかしがらずにやって頂きたい。聴いてみたくありませんか?今の、見た目渋いメンツで奏で、魔王が歌う「思春期の男の子の恋心」…。


MIS-CAST
これまた不思議展開な曲ですよね。サビの所ですが。
曲自体は、結構シリアスでカッコいいと思うんですけど。余韻も好きなんですけど。曲の終りって言えば良いですかね。
歌詞カード。サビの「表と裏使い分けて」の前に「安らぎさえも」って入っているんですが、イヤホン無しで聴いていた時は気付かなかったんですけど、ちゃんと言ってたんですね…。
ほんとに気付かなかった。


HYPER LOVE
何やら民族音楽?のようなイントロが凄い好きです。フィルムが切れた(物理的に切れた)時の音がしますけど、気のせいですかね?
ギターのストロークが入っているのも好きです。
実際に見た事無い(DVDでならある)ですが、「BEHIND OF HER SMILE~」の辺り、今井さんなんか振り付けしてませんでした?コーラスしながら。
そういえば、この表現好きです。
「首筋に少し 美辞麗句の爪を立てた」


MY EYES & YOUR EYES
初めて聴いたのが、「RENDEZVOUS」のカップリングなので、はたしてどうなのかな~と思っていました。若干コード進行も違いますしね。
なんだか「若い」が故に歌える歌ってあるじゃないですか?セルフカヴァーを否定しているのではありませんよ。
むしろ、セルフカヴァーの方は(精神面でも技術面でも)余裕を感じられるんですが、オリジナルは若いが故の不安定さがスパイスになっているんですよね。
だから、どちらとも良いなと思います。
好きな曲です。

そして追記(2009/4/17)

読んでくださった方の中で文章に違和感(「RENDEZVOUS」が出てくるとかね)を覚える方がいらっしゃるかもしれないので少し。

この「SEXUAL×××××!」だけは、例の「メジャーデビュー20周年祭!」で再版されたCDを購入しています。

それ以前の感想文は結構発売順を意識して書いていたんですけれど、これだけは何故か、どこ探しても売ってなかった…。