「HURRY UP MODE」1987年4月1日 太陽レコード
「HURYY UP MODE(1990MIX)1990年2月8日 ビクター よりリリース。 


BUCK-TICK初のフルアルバムです。
最初は、上記の様に「太陽レコード」というインディーズレーベルからアナログ(レコード)で発売されました。
BUCK-TICKの知名度が上がるにつれ、このレコードにプレミアが付いて高額で取引されるようになったそうです。ちなみに、それは今でもみたいですね。
で、悪の華」発売後に、今度は新しくリミックスされたCDが発売されました。
聞いた感想なんですが、明るい。
最初はこんなに明るかったのかーと、物凄く驚きました。
このアルバムに「MOON LIGHT」が入ってるんですね。
「殺シノ調ベ」を先に聞いたんで、やっぱ…違うんですね。
とにかく、初期ってこんなに若さ溢れる(当たり前)楽曲が多かったのね…とニンマリしてしまいました。
続いて、1曲毎に感想を書かせて下さい。
当たり前ですが、私は専門家ではないのでこのフレーズ何年代のどこそこに影響されててとかなんとか書くつもりはありません。
純粋に感想のみ。
では、参ります。


PROLOGUE
イントロは…あれですか、この後の曲ですかね?
あ、違うんですかね。
この英詩、櫻井さんが言ってるみたい(いやそうだろ)ですが、…なんか、普通に言えてる気がするんですが。
love letter」「SANE」の感じをきた…げふんげふんそんな感じかなって思ってたんで、意外でした。
あれですかね、普通に英語読むのと歌うのじゃやっぱ話が違うんかな~。
このオープニングって、毎回思いますがかっこいい。
しかも、曲だけ聞いていたら、髪の毛みんな逆立ってて、ヴォーカル目つきが極悪(ご、ごめ…)だとか、誰も思わないですよね?
逆に、見た目から入った人は、この曲があんまりポップなもんだからびっくりするんじゃないでしょうか?


PLASTIC SYNDROME TYPE
曲書いたの櫻井さんなんですね。
最初はこう…やさぐれてる振りしてるんだけど、実は本音隠してんのよ~みたいな感じの歌なんですかね?
その続編の曲がありますが、どっちにしろ「気持ち」を振り切るっていうのがテーマなんでしょうね。
嘘ついたり、ごまかしたりして。
タイトル、好きなんですよ。
いかにも儚い…というか、もろい。
強がってても、本当はもろいのよ。そんなイメージです。
ガラス程割れやすくはないけれど、でも簡単に傷が入ってしまう。
みんな、そんな心をもっているんじゃないですか?


HURRY UP MODE
カッコいい曲です。私も「HURRY UP MODE!」と叫びたいです。
虚飾の街から飛び出せ、とでも言ってるような印象。
この曲にしろどの曲にしろ、ギターの音がボワンボワンて聞こえます。
エコー(この場合エフェクターというべきなのか?)効いてて、妙な懐かしさを感じます。
そして、今井さんのすごい所って、さらっと流しそうな場所のフレーズを、妙に耳に残す様なメロディにしてますよね。
日本語変ですね、すいません。


TELEPHONE MURDER
…あれを思い出します。
「TELEPHONE ナンバー(ここで間違えた事に気づき、ハッとなってイイ笑顔になる櫻井氏)・・・・・・・・・・・ォオ!」
これを見た時からえらく印象に残ってます。
そして、好きな曲です。
今はもう、回すダイヤルもないですが。
「嘘でもいいから聞かせて」という部分がありますが、すごい思いつめている感満載なのは何故でしょう?
はたして、「ごまか」し、「裏切」ったのは誰なのか。
主語が無いと分かりませんね。


FLY HIGH
すいーとちゅーんの辺りが激しくツボです。
サビがイイです。歌い辛そうですけど。
何て言うか、ポジティヴな曲…ですよ。
失いかけた夢を見る…う~ん。
私には無いですね、もう。いや、見てない振りをしてるだけなのかも。
サビの「OK?Oneself to the fly high」って所、最近よく歌ってます。


ONE NIGHT BALLET

このピアノ弾いてるの、誰なんですかね?胸にキュンと来るフレーズです。
…これって恋の歌?別れの歌?
いや、きっと恋の歌に違いないよー!


MOON LIGHT
櫻井さんが初めて書いた詩ってこれだったっけ?確かそうだった…と思う。
意味は違っても、やっぱり出てきましたよ。
「悪魔」が。
もちろん小悪魔なのは分かっています。
そういえば、こちらのバージョンには「うーぅいえーぇ」が入っていたんでしたよね?
あれ、ライブバージョンだけの仕様かと思ってました。


FOR DANGEROUS KIDS
歌詞が~私の心に食い込んでくる~…
全体的にキツイ。
もうキッズじゃないからなあ。
こんな事、若くなければ書けないでしょうね。
そうか…私も若くないんだなあ…(遠い目)
にしても、スカリズムに歌謡曲メロディ…。
今井さんて凄いよ、いろんな意味で。


ROMANESQUE
HEARTの神経…それはハート形の神経の事なのか心臓の神経の事なのかボクちゃんの繊細な神経の事なのか。
ニュアンスが「TELEPHONE MURDER」みたいですな。
あっちは向こうからのアクション(電話)みたいに感じるし、こっちはこちらからのアクションの様な気がするし。
どっちにしろ、薔薇の花弁と櫻井さんは素敵だと思います。


SECRET REACTION
サビが可愛い…というか、曲が可愛い。
今、歌詞カード見てますが、サビの所は誤植?たってこのまま?立ってこのまま?あらやだ(馬鹿ちんめ)
だってこのままかと思ってましたが。
あ、だってこのままだ。
ところで、この女性(みたいな感じの)コーラス、まさか…。
改めて歌詞を見てみると、曲のかわいさにだまされそうになりましたが、かなり「鬱」。
気持ちを失った感じ(恋でも夢でも何でもいいですけど)の後の脱力感とか、暗い気持ちになると、思い出さなくても良い事(しかも本当かどうかすらわからない)まで思い出してしまいますよね。
でも、やっぱりこの曲はかわいい。


STAY GOLD
うお、かっこいいぞギターのカッティングが!
にしても、今井さんはなかなか直球な歌詞書かないような気がします。
私の読解力が無いだけなんですが。
サビの所は直球ですけど、それ以外は、真実を綿あめとかティッシュとか本とかに包んでる気配がします。
この曲、フェイドアウト時も素敵です。