前回に引き続き調べてみます。
今回は「COSOMOS」からスタートです。
「雨」が出て来る曲が「SANE」です。
どの部分かといえば、
I'm singing in the rain.
なんですが、直訳すれば「僕は雨の中歌ってる」になります。
この曲の、数少ない日本語(?)に、
歌いましょう あふれるくらい いつまでも どこまでも
という部分があります。
おそらく、該当箇所はそこだと思います。
続きまして。
「ONE LIFE,ONE DEATH」の「サファイア」です。
Shine. 聖なる夜濡らす Rain. 雫を浴び気が触れた
Shine. 聖なるくちづけを Rain. 死ぬほどただ待ちわびる
光と雨、なんですが、これは韻を踏んでいるですね。
「濡らす」と「雫」にも引っ掛けていそうですが。
次です。
「極東 I LOVE YOU」です。この作品は何個か「雨」ありましたっけか。
まずは「疾風のブレードランナー」です。
詩を書いたのは、今井さんです。
冒頭に登場するこちら。
降りしきる酸性雨 黒い雲
そしてサビの部分の、
頬をつたう酸性雨 青空の下で あふれてる
になります。
酸性雨。最近殆ど聞かなくなりましたね。
私が高校生の頃は、教科書に載る位だったんですがね。
もう、当たり前になってしまったんでしょうか。
前のブログでこの曲の感想文を書いていた時に、「近未来」みたいな事を書いた覚えがあります。
なんと言いますか。
近未来に戦争が起きて、その後の荒廃した場所。
その情景のように思えました。
それを連想させるような感じで「酸性雨」が出て来た様に思います。
続いて、「謝肉祭-カーニバル-」です。
祈りは空を目指す 救いそれは雨に変わる
カーニバルが収穫祭なので、穀物の収穫に影響を与えるのが「雨」だと思うんです。
それと引っ掛けてあると思うんです。
が。
この曲自体がそんな平和な歌ではないようなので、「雨」が何の事かを考えてみます。
「雨」は広範囲に降り注ぎます。
祈りが空に昇る。
すると、救いが降り注ぐ。
何を祈り、何が救いなのか。
この歌。確か戦争の歌だったような気がします。
歌詞のそこかしこに、カーニバルらしくない単語が踊っております。
極論ですが、平和を祈る声が空に昇って世界中に降り注ぐと、つまり世界中の人達が平和を願えば戦争は無くなる。
祈りは平和。
そして救いも平和、なんじゃないですかね。
分かり辛くてごめんなさい。
続きまして。
静かな夜 心をえぐる 残酷な雨も終わった
「Brilliant」でございます。
残酷な雨…という事ですが、前に「心をえぐる」という言葉が入っています。
この歌は、「ボウヤ」に歌い手(母かもしれないし、父かもしれない)が語りかける構成です。
以前のブログにこの曲の感想を書いているんですが、「残酷な雨」について書いてましたのでそれを載せます。
前提が、「『ボウヤ』は生きているのか死んでいるのか」に言及しているのであんまり意味がないんですが。
こう言ったらあれですが、生きていても死んでいても「ボウヤ」は母の元へと帰り着いた。
彼が帰る前後には「残酷な雨」も終わっている。
この「残酷な雨」が「静かな夜」を乱していた存在であり、それが終ったから、「ボウヤ」の眠りも妨げられる事はありません。
では、「残酷な雨」とは何を意味しているのか。
「ボウヤ」と歌い手を離していた、様々な「心をえぐる」出来事かなと。
もともと、私の中で「Long Distance Call」と「Brilliant」は対だと思っている所があるので、またもや出て来ますけど戦争なのかしら。
でも、この曲だけを言えば「心をえぐる」出来事や存在が「残酷な雨」なのだと思います。
次に行きます。
「Mona Lisa OVERDRIVE」から、シングルにもなってますけど「残骸」です。
静かに叩きつける 雨は鎮魂歌
そして、
やまない冷たい雨は 誰への鎮魂歌
最後に、
雨に 撃たれ
と続きます。
この曲の中で、「雨は鎮魂歌」なんです。
あれ?終わっちゃった?
いやいや。
「雨は鎮魂歌」は了解です。
「雨」は「撃たれ」るものですか?
打たれるなら、わかるんですが。
そもそも、「静かに叩きつける」というのも不思議な話です。
叩きつけるほどの雨が、静かなわけがないと思うんですよ。
それこそ、その雨が幻かTVとか映画の中、しかも音量絞っての映像とか言うのなら静かなのかもしれません。
つまり、「雨」が「鎮魂歌」なのは、「悲しみ」なんじゃないかしらと。
「雨に 撃たれ」るのも、その「悲しみ」がひどくそして大きいから、激しさを表す為に銃弾の如く「撃たれ」としたんかな?
深読みしすぎですかね。
本日はここまで。
後は、「天使のリボルバー」から2曲、「memento mori」から4曲…うへあ…、と「ノクターン-Rain Song-」です。
私の所持する音源の中では。
「memento mori」…まだ感想文書いてないのに…。
お粗末さまでした。