サブタイトルにもある通り、議論を見える化するためのノウハウが満載です。
話のログを共有することと、その情報をうまく整理してまとめることが、
更なる議論の発展と、明確に目的を達することを促進してくれます。
確かに、多くの会議や合宿などが、偏った議論やその場の流れ的なものに
なったり、必要なプロセスを経ないで何となく結論に至ったりすることがある。
うわべのルールなど役には立たない。中身が変わらないと。
この本は、そうした無駄を無くすために役立つ教科書だと思います。
かなり細かいところまでテクニックを紹介しているのと、やはりモノにするには
ややハードルが高いことなので、そのための参考材料はたくさん提供してくれています。
レベルアップするためには、実践を積むしかないのでしょう。
時間は掛かると思いますが、数名、このスキルを身に付けた人がいれば、
会社の中の色々なことが変わってくるでしょうね。
読みやすさ:★★★★★
オススメ度:★★★★☆
- 堀 公俊, 加藤 彰
- ファシリテーション・グラフィック ― 議論を「見える化」する技法