元ライブドアで、一連の動きの中核にいた宮内さんの回顧録。
1999年頃のネット創世記から、2005年のフィーバーまでをしっかりとした
調子で語っています。
公判結果については、私はコメントすることはありませんが、
その当事者の声をリアルに読めるのは貴重です。
週刊誌など、マスコミが作っているイメージとはまた違うものがあるので。
でもファイナンス事業で体裁を保っている大手ネット企業は少なくない。
悪いとは思わないが、もっとネットビジネス本体で儲かるように
しないといけない。まだまだ発展途上です。
本の中で、色々なトピックスが振り返られていますが、
本当に衝撃的なものが多かった。
あの時代にリアルにネット業界にいた者として、それは忘れられない。
当然、マイナスなことも多く残したのかも知れないが、
日本社会全体には、活性化やネット認知という意味で、大きな刺激剤となったはず。
ヤフー、楽天、ライブドアで、3つ巴になると、もっとネットは活性化したと思うのですが。
その点は残念です。。。
読みやすさ:★★★★★
オススメ度:★★★★★
- 宮内 亮治
- 虚構 ― 堀江と私とライブドア