広告ツールとしてのブログはメディアミックス在りき――電通


なかなか示唆に富んだインタビュー記事です。


>現代は、コンシューマが商品を知る段階から比較、そして購買へと決定するまでの「購買行動プロセス」の中でさまざまな情報メディアが絡み合っています。

>老若男女へ幅広く「認知」させるという目的においては相変わらずテレビを筆頭とするマスメディアが利き、「理解」を深めさせるという点では新聞や雑誌のようなじっくり読める紙メディア、「比較検討」から「購買」という点では店頭やクチコミが利く、といったメディアの特性がありました。ここに、すべてのフェーズで「利くメディア」としてインターネットが出現している


>例えばテレビの中でいかにうまく商品を紹介し、インターネットで探したくなるような仕掛けをつくるか? という興味の持たせ方を考えるところから始めなければなりません。そしてその興味が各人のBlogで書かれ、その書かれた情報を基に企業などの商品情報サイトへと飛んでいく、あるいは商品への愛着感を持ってもらう、実際に購入してもらうなどの"ストーリー"を作り上げることがポイントですね。


>この記事を書いてくれたら、あるいは、この商品を売ってくれたらアフィリエイトでいくら支払いますというアプローチではなく、アフィリエイトがなくてもブロガーがその商品の情報について書いてくれるような環境作こそが広告会社の仕事です。その結果、アフィリエイト収入を得るブロガーにとっても商品について書きやすくなる環境ができるんだと思いますね。