
「 かたちあるもの 」
それって
誰のもの?
どこへ向かうの?
的外れのような
街外れ
そんな境界に
置き去りに
されてたけど…
それって
あなたの
身体じゃない?
あなたという
厚みは
何を理解して
してなくて
何を
理解しようとは
しなかった?
あなたという
重みは
何を信じて
信じなくて
何を
信じようとは
しなかった?
どこまで
踏み込んで
関わって
あなたの幼さに
どれほどの
眼差しの陽雨を
降り注いで
あげられた?
忘れるくらい
もう
随分と長いこと
誰かの中の
あなたで
生きてしまったね
ずっと
他人軸で
生きてきたから
心が萎んで
愛が
痩せ細って
影さえも
希薄に
揺らいでた
それは
誰だって
病む事象
病むから
止めに
したかったんだよね
でもね
少しだけ
勘違いが勝ってた
誤差が生じて
修正が入った
止めにするのは
他人軸であって
エキストラの
人生であって
リアルな
人生じゃない
昨日の幕は
下ろさなくていい
新たな幕を
挙げてゆくから
そして
もう二度と
自分のかたちを
安易に
脱ぎ捨てたり
しないって
約束できるね
曖昧さ
残して置きたいから
あえて不確かな
指切りをしよう
何度だって
生き直せる、か
確かにそう
正論の
見本市では
でもそこは
かたちを
持ったままで
実現されるからこそ
大切な意味が
生まれ
気づきが運ばれる
因果や因縁
自我や欲望の
世間の雑多に
揉みくちゃに
されながら
日々の面倒事に
振り回されながら
愚痴りながら
そんな経験の
体験の背後に
いのちの来光が
輝きはじめる
種が膨らみ
安息が芽生え
いのちの丈夫が
大丈夫になって
やがて
あなたらしさの
稀有な一花を
咲かせることだろう
生き直すって
身体と
ひとつになって
心温めて
自らの灯に
気づきの聖火を
点し
施してゆけること
あなたの
お守り
虹色の
意識にて
そのかたちを
創造し
操縦してゆけること
誰にも
コントロール出来ない
純度で
愛を錬金できること
絡まった琴線が
解かれる速度で
悲しみに
ありがとうと
伝えられること
成りたい自分の
イメージを
誰にも遠慮なしに
描いてゆけること
主人公でなくていい
空席の
ディレクターズチェアに
腰かけて
ゆったりと
寛いだままに
全体を味わおう
演出の
ハンドルも
握ってみたらいい
アクセルも
ブレーキも
設定しだいで
好きなように
踏めるように
きっとなるから
そんな風にして
思い出したなら
あまりの感動に
衝撃に
すべての詰まりが
雪崩の如くに
崩壊するから
あとは
自分の身体の声と
源からの
自由意志でもって
生きたいチャンネル
決められる
これからは
好きな世界を
目指せるんだ
今までの一歩とは
まるで違う感覚の
悲しみの
向こう側に
木洩れ日が
束になって
集い合ってるような
自らの翼に
包み込まれて
導かれゆくような
新たな次元の
幸せな未来へと
広がってゆける
泣いている
場合じゃない
落とし込めたなら
もう
ひとりでも
動けるね
ベストな選択と
ベストを
尽くすこと
諦めなければ
間に合う設定
でも…
急がないと
夜が明けて
かたちが
向こう側に
閉じていって
しまうから
いいね
いますぐに
向かうんだよ
それぞれの
両翼で
調和を結び
今度こそ
ひとつかたちに
目覚めたなら
か弱きものの
傷みにも
心を重ね
丁寧に寄り添い
育み合ってゆける
そんなあなたの
幸せな笑顔が
ここからは
ずっと
見えていたから
幾つもの
ワームホールの
その先で
わたしが
お守りになるね
まもるから。