『 星黄泉乃御守 』
彼方からの
波動が
いまに
繋がるとき
本来の私が
鳴り出して
溢れ
宇宙の
河口へと
流れゆく
個に
降りてくる
総体の調べ
歩み寄る
愛よりの
警鐘
静寂までの
道標
かつての
幼さ
囚われの
孤独
不器用に
つたい落ちてく
それぞれの
雫
人目を逃れ
したためしものは
浮き世に
彷徨う
風の便りか
果てない空に
綴られた
さよならだけの
置き手紙
塞ぐ術なく
数多の声は
弱さに付け入る
操り人形
儚さ纏い
青さを巡りて
この身
ふたつと
裂かれゆく
今なら分かる
要らないもの
もっと
要らないもの
夕暮れ
燃え尽きる
までの
刹那の薪と
束ねゆく
目の前に
映し出された
顕れは
意識のうえの
玉手箱
日常は
以上
そこまでの
夢
そう
私たちは
幾度か
この世界から
消えてきた
満天の
宙の
星の下
自分らしさは
ひとつ残らず
宇宙の
欠片となり
やがて
銀河の渦に
洗われる
新色みたいな
透明度
色味を
透過し
澄み渡る
もう
生きているとも
死んでいるとも
言えない
混沌の極み
明け方の空
気づきの暁と
そこに
落ち着き
ただ
そのままに
香ぐわしき
陽だまりの
愛燦々と
産まれゆく
その度に
忘れるようにと
創られてきた
永遠の
その先で
神さまと
交わした
約束があった
星の祈りの
種を蒔き
慈愛のひかりと
降り注ぎ
感謝の雨にて
大地を潤す
その微笑みが
誰かの心の
一隅を
照らすとき
ひとひらの
幸せが
花ひらく
花は集いて
温もりを
重ね
それぞれの
座の眼差しを
一会に
編み込む
真夜中の空に
架けられる
色とりどりの
虹のリース
旅立ちの瀬に
浮かぶ
天使の方舟
静やかな次元の
向こう岸まで
そっと
渡してくれる
天の川
創生の
彼方より
何億光年
一度も
途絶えること
無く
輝きを放ち
瞬いて
くれていた
やみ世を
解き
ひかりと
紡ぎし
いのちの
形見たち
あなたも
誰かの
星黄泉乃御守
ありがとう
『 free hug! 』ヽ(^。^)丿
今日も出会ってくれて、ありがとう!
素敵な一年となりますよう、
「 ほしよみのおまもり」を捧げます。