毎年やってます獲得契約してほしい選手のランキングです。

今年は投手と野手に分けて、今回は投手編となります。

単純に良いなあと思う選手、コスパの高そうな選手、トレード獲得なら対価はどうなるといろいろ考えてランキングしてます。

今年は時間がなくて今更の発表になり、ちょっと浅い考えが多いですが以下の通りとなりました。

 

 

【SP】

 

1. Paul Skenes (RHP・PIT)

 過去数年のこのランキングのJuan Soto的な存在(獲得したいけど対価が大きすぎて獲得は簡単ではない)でSkenesを1位にします。何度か彼を獲るべきとXで書いてる私。もちろんPITからは法外なレベルの要求があるはずでそれは承知の上で彼を欲しいということです。好投手が揃うマリナーズのローテですがスーパーエースがいないと思いますのでワールドシリーズで勝つためにルーキーから2年連続防御率1点台の球界最高の投手とも言われる彼を獲得してほしいという意味で名前をあげています。彼が入ればローテーションはMLBトップクラスになれるはず。ただ、FAまで4シーズンもあるので普通に考えればPITが出すのは考えにくいですし、その旨のコメントも出てますね。どんなに早くても来オフ以降の気がします。ただ、投手は長期離脱がありますから、そうなる前に早く売ってしまいませんか?

 

2. Joe Ryan (RHP・MIN)

 今オフにツインズがチームをさらに若手主体とするのならば放出候補に上がるのでは?FAまで2年なのでMINとしては強気の交渉ができるはずでタフな交渉となるでしょうし、獲得しようとするライバル球団も多いはずですがSkenesを除いた現実的な獲得候補としては彼をナンバー1とします。エースというよりは安定した2番手という成績ですが彼が加わればローテの分厚さはMLBトップクラスになることは間違いありません。来季年俸は$6M前後が予想されていてお手頃です。

 

3. Freddy Peralta (RHP・MIL)

 3年連続30試合以上登板のPeraltaは今年がキャリア最高の年となったことで価値は上がってしまいました。来年は最後の球団オプションがありシーズン後FAとなります。MILのこれまでのやりかたでいけば放出は既定路線のはずで、高値が付きそうな今売る可能性が高い気はしますが、最高クラスのローテをキープしてワールドシリーズを狙うのであれば開幕はMILで迎える可能性もあるのかな?現実的にマリナーズがエース~2番手級投手を獲得しようとするのであれば彼が一番可能性が高い気がします。

 

4. Eury Perez (RHP・MIA)

 長期離脱から復帰のシーズンとなった2025年はまずまずの成績。エース候補として来季開幕を迎えることになります。Alcantara, Cabrera, PerezがいてマイナーにはWhite, Snellingが控えている状況。Max Meyerは…。先発投手候補はたくさんいるのでFAが近いAlcantaraだけでなくCabreraもトレードの可能性はあるはずです。さらにはPerezも…。MIAはPerezを次のエースとして保持しておきたいと考えているかもしれませんからその場合トレードの可能性は低いと思いますが、もし獲得できれば大きな力になる可能性があります。

 

5. Hunter Greene (RHP・CIN)

 CINはこれからプレイオフも目指していくし、オプション含めて2029年まで契約があることを考えると実現可能性はかなり低いと思いますが今後トレードの可能性が出てくるかもしれない中ではPerezと同じようにトップクラスの力があると思いますしチェックしておきたい投手です。

 

6. Tarik Skubal (LHP・DET)

 特に紹介することもない現役最高左腕。来年がFA前最終年となります。エージェントはBorasなのでFA前の契約延長はないでしょうし、マリナーズには契約延長する覚悟も資金もありませんから、獲得するなら完全に1年だけで考えないといけません。どれだけの交換選手が必要なんでしょうね。投手を獲得するとき考えておかないといけないのが故障リスク。1シーズン棒に振る可能性もありますが対価で大きな犠牲を払う覚悟が必要です。もし獲得しても最悪1試合も投げられず、交換で出て行った選手たちが活躍する未来も考えられます。

 

7. Kris Bubic (LHP・KC)

 KCでFA前最終年を迎えようとしているBubic。KCローテにとっては重要な投手かもしれませんがマリナーズにいただけないでしょうかということで。投げ始めてはいるようですが夏以降肩に問題ありで離脱しているようなのでそこは怖いところですね。予定では開幕には間に合いそうな情報ですが。そんな状況で残り1年ということもあり対価としてはそれほど大きなものは必要ないのではないかと。

 

8. MacKenzie Gore (LHP・WSH)

2017年全体3位指名のエース候補で、今年は6月までならSkubal以上の奪三振率でNLサイヤング賞候補にもあがりそうな成績でしたが以降は低迷。成績を見ると毎年のように開幕からしばらくは好調でその後成績を落としているようで特に7月は激しく落ち込んでいます。ここを乗り越えればエース級になれるんでしょうけどね。FAまで2シーズンとなり、チームもその間にプレイオフ争いをする可能性は低そうですから普通に考えればそろそろトレードされそうな気はします。来年も前半で好成績を残した後オールスター前後が売り時でしょうか。

 

9. Edward Cabrera (RHP・MIA)

 今年初めて100イニングを超え137.2イニング、防御率は3.53とブレイクしました。MIAとは契約延長していないので残り保有期間は3年となります。今年のトレードデッドラインに向けてXで数名名前をあげてましたが彼もその中の1人でした。その時はトレードされずにMIAに残ってますので今後も候補としてチェックしていきましょう。年俸が高いわけでもなく、FAまでまだ3年あるので、出すのであればAlcantaraのほうが先なのではないかと考えられますが今オフトレードの可能性がゼロではないと思います。
 

10. Trevor Rogers (LHP・BAL)

 シーズン140イニングを超えたことがないので稼働率が心配ではありますがFAまで1年となり、そこまで大きな対価は必要なく、健康で今年のような成績が残せるのであれば見返りは大きいかもということでピックアップしました。年俸は$6M程度が予想されます。BALは来年もプレイオフを目指すでしょうから放出する可能性は低いのかもしれませんが、球速は平均以下で、これまで特別な成績を残してこなかったRogersが今年は18試合とはいえ防御率1点台、WHIP0.90でしたから、この成績をどう評価するのか。長期保有できるSPとの交換であればトレードの可能性はあると思いますが…難しい判断です。

 

 

 

11位~

Merrill Kelly (RHP・FA)

Sonny Gray (RHP・STL)すでにBOSへトレード済

Sandy Alcantara (RHP・MIA)

千賀 滉大 (RHP・NYM)

Aaron Civale (RHP・FA)

Matthew Boyd (LHP・CHC)

Dean Kremer (RHP・BAL)

Chris Bassitt (RHP・FA)

 

先発投手のランキングは以上となります。

マリナーズのローテを考えるとFAのQO対象選手にまで手を出す必要はありませんから、QO選手は完全に候補から除外しています。今回のランキングを見てわかる通りローテ上位で投げられる投手をもし獲得するならトレードでということになります。

ちなみに2026のsteamerによる先発ローテ予想WARではマリナーズは10位前後になっています。今年は調子悪い選手が複数いたとはいえそれは想定の範囲内なのでこれが現時点でのマリナーズ投手陣の評価ということで受け入れます。もっと実力はあると思いますが複数の故障離脱が出た場合を考えると怖いですね。

ということで補強を考えます。

年俸が高い選手が数名いますがマリナーズの財政状況を考えればそういった投手は基本的に獲得可能性は低いと思います(高額年俸のCastilloやArozarenaを出したとしても積極的に獲ろうとはならないのではないかと)。今回のランキングではトレードされる可能性は低い選手もたくさんいると思いますが、今後もチェックしておきたい選手たちになります。

個人的な理想としてはSkenes, Green, Perezあたりをできるだけ早く獲得したいですけど、大きな対価は必要となります。そのなかでは故障明けのPerezがトレード対価は一番少なく済むはずなので、対価まで考えて今トレードで一番欲しいのはPerezだということもできます。ずっと欲しいのはSkenesですけどね。

残り1年のSkubalにいくのは、報道出ているほどすごいパッケージが必要でないとしてもかなりの出血を伴いますので、あきらめた方が良いのではないかと思います。年俸を考えても$20M近くまで上がるはずですからそもそも支払える余裕がないし、払えたとしても野手の補強をどうするのかという話になります。それなら$10M以下で収まるPeraltaやBubicに目を向けるべきだと思います。

 

 

 

【RP】

Cade Smith (CLE)

Jose Ferrer (WSH)

Carmen Mlodzinski (PIT)

Kyle Finnegan (FA)

Tyler Rogers (FA)

Luke Weaver (FA)

Emilio Pagan (FA)

Phil Maton (FA→CHC)

Hunter Harvey (FA)

Danny Coulombe (FA)

Ronny Henriquez (MIA)

Brad Keller (FA)

Devin Williams (FA)

Matt Svanson (STL)

Sean Newcomb (FA)

Pete Fairbanks (FA)

Ryan Helsley (FA→BAL)

Edwin Diaz (FA・QO)

Drew Pomeranz (FA)

Justin Topa (MIN)

Jimmy Herget (COL)

Pierce Johnson (FA)

Jacob Webb (FA)

Taylor Rogers (FA)

Kevin Ginkel (ARI)

Michael Kopech (FA)

 

無責任で申し訳ありませんがリリーバーはよくわかりません。いちおうザッと見た感じで選びましたがもっといい投手いるよという意見がたくさんあるかと思います。なので順番までは付けませんがざっくり上にいる投手がいいんじゃないかなと思って並べてます。

FAの何人かはすでに契約が決まり始めています。HelsleyがBALへ、MatonがCHCへ、Raisel IglesiasはATLと再契約となっています。クローザー候補は基本的にクローザーをやれるチームに行きそうな気がするのでマリナーズに来る可能性は低いだろうし、そもそもマリナーズがリリーフに1000万ドル以上出すことはないと思いますけど、どうしても気になるWilliamsとDiazはいちおう書いときます。

交換で大きな出血になるけどトレードで欲しいのはCade Smithくらいでしょうか。今年プレイオフ逃したチームのリリーバーは夏に結構動いた印象ですからね。Smithもまだ2年なのでCLEが出す可能性は低いと思いますが。大セールをしたMINからGriffin Jaxあたりが獲れてたら最高でしたがTBが持っていきましたからね。

マリナーズが獲得するとしたら$5Mかもっと低い額の投手でしょうか。中途半端な動きになるかもしれませんが、どこかから拾ってきた選手を戦力に変えて戦うのがマリナーズブルペンでお金をかけないのが通常の動きなのは理解してますので補強という補強はないのかもしれませんが計算が立つ投手が多いに越したことはないような気もしてしまいます。補強するならシーズン中かな?

 

次回は野手を見ていきます。