大将(親分)にとって奢(おご)りは、自慢。

飲み会で大将が声が大きい理由、自慢高々に昔を語る理由。

強さアピール。

子分以外含む、周りのみんなに聴かせている、とくに異性に。

 

「俺、強い、部下をいっぱい従えている、カッコいいだろう」

が親分の心の声。

 

飲み会は、交流会?

実は、新しい友達を作れ、ではない。

大将の為だけの自慢大会。

強さアピールの為の生贄。

 

奢ることは、部下を従えることで、強さアピール。

そしてカッコいいだろ、が流れ。

 

これを疑問に思う人は若い世代。

奢ることは、代々続く優しさと思っている人がいるから。

実は上司が部下に奢るのは、大将が子分を従えるのと同じ意味。

 

大将、これが当たり前と思うと子分から嫌われる。

 

子分が飲み会が苦痛な理由、大将が飲み会面白いだろ、という情報誤差。

大将は自慢し、はやし立てられるから面白い。

部下は、思ってもないことを作り笑いで言うから苦痛。

 

そして、はやし立てることは、出世の近道と思っているから。

子分はムカつく気持ちを抑えて、出世の為に嘘を言っているに過ぎない。

大将が言うみんな面白いだろ、は自分だけにしか適用されない。

 

芸を若い世代に命令し、披露させるのも苦痛であることは親分は知らない。

若い世代に命令→従えているぞアピール→強いだろ→カッコいい

まして威圧。

これは怒っているのではなく、カッコつけているだけ。

飲み会で、親分の威圧を子分が解釈ミスしている誤解。

 

これは大抵、飲み会の異性に対して向けられている強さアピール。

実は若い異性、好感度マイナス。

親分、好感度MAXと思っている誤差が酷い。

普通、異性から恐いと思われる。

 

また酒を飲めば何してもよい、という考えも異性の子分から嫌われる。

親分の「酒に酔ってて覚えていない」は嘘。

逃げ文句。ハッキリ覚えている。

酒を飲めば何してもよいの正当化。

親分はこの逃げ文句で罪にならないと思っている節がある。

 

実は親分や大将という言葉、カッコ悪いと思っているのが現代の若者。

王、師、ボス、ヘッド、リーダーよりカッコ悪いイメージ。

(管理職の中年太りのオヤジが)居酒屋で大笑いしながら、酒を飲んで、部下が周りにいるのが親分や大将のイメージ。

これをかっこいいと思っていると、ちょっと恥をかく。

 

まして子分、はダサい。

秘書やキャリアーウーマンのイメージにならない。

子分は揉み手でヘコヘコ、ビッシリカッコいいクール系にならない不思議。

 

秘書を子分と言うと一気にイメージダウン。ザコイメージ。

強い奴と弱い奴の区別がつかないのか、というほど、子分は時代遅れの言葉。

 

強い奴はおべっかが上手い奴、と思っていると親分、恥をかく。

強い奴は、キング、もしくはクイーンに相当する者。

ゴッドの次に強い猛者達のこと。

 

両手にキング&クイーン。

これが現代の子分(側近)