雨引観音の紫陽花 | 徒然探訪録

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桜川の雨引観音の紫陽花が見頃を迎えています。



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雨引観音へと続く道沿いにも沢山の紫陽花が咲いていました。



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▲紫陽花に囲まれた仁王門



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▲本堂



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▲多宝塔



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境内の木々や花々が雨に濡れてより鮮やかに見えます。



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孔雀が境内を歩いているのに驚きました。



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山の傾斜に沿って紫陽花が咲き乱れています。



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景色に紫陽花にと見所が沢山で、どこから見たらよいのか迷ってしまう程でした。



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紫陽花にまつわる話といえば、シーボルトと瀧の悲恋も思い起こされるところです。



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オランダ商館の名医として評判の立っていたシーボルトの診察を受け、恋に落ちた瀧。



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ですが、当時、シーボルトのいる出島には遊女以外の女性の出入りが禁じられていました。



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それでもシーボルトとの再会を果たしたい…
商家の娘だった瀧でしたが、遊女『其扇』の名義を借り、出島へと入っていったのです。



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その想いを実らせ、シーボルトとの間にイネという女の子を授かった瀧でしたが、
親子三人の幸せな生活もそう長くは続きませんでした。



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シーボルトが帰国する寸前に、
国外に持ち出すことを禁じられていた日本地図などを所持していたことが発覚してしまい、
シーボルトは国外追放の上、渡航禁止の処分を受けてしまいます。
もうシーボルトが日本の地を踏むことは許されない…
瀧との再会も絶望的なものとなってしまったのです。



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それでもシーボルトと瀧の心の交流は続きました。
シーボルトは日本で採取した手毬型の紫陽花に瀧の名をつけ、
瀧もシーボルトに手紙を綴ります。
二人の子であるイネが父シーボルトの背中を追い、
医学の道に進もうと勉学に励んでいること、
今でも彼の面影を娘と二人追い続けていること、
幾度もあなたのことを夢に見ていると…



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白い紫陽花の花言葉は『寛容、ひたむきな愛情』。
その凛とした美しさに彼女の姿が重なって見えました。