5月11、12日は『ひの新選組まつり』です。12日にはパレードが行われます。高幡不動尊にも横断幕がかけられていました。
新緑鮮やかな高幡不動尊五重塔

大日堂の鳴り龍天井と新選組隊士御位牌を参拝しました

境内には季節の花々が咲いています

土方歳三像、後姿

本日の土方歳三像。……。あれ?いつもと少し違うような…

『鬼の副長』に焼き鳥にされて食べられちゃいますよ~

本日は日野宿本陣の端午の節句を見に来たので、一番近い『ちばい』さんでお昼をと伺いました。閉店間際に来店してしまった上、お客様も大勢いらしたので、お忙しいところ大変申し訳なかったですが、打ちたてをいただくことが出来ました。本日もとても美味しかったです

盛り蕎麦のとろろつゆを注文

海老と長ネギのかき揚げも外せません

このかき揚げは好物で、日野に行くとここに行くのは、これが食べたいからというのもあります

『日野宿本陣』でとれた筍のお浸しをサービスでご店主自らご給仕して下さいました。季節のものってやはり美味しいですよね

筍も好物なので、こちらも美味しくいただきました

ご店主が気を遣って下さって、お忙しい中日野や多摩のこと、お話して下さいました。この建物は日野宿本陣と対になる建物で、日野宿本陣は男造、こちらは女造でこの建物に年貢米などが保管されていたそうです。男造女造というのは、切妻屋根の建造物、中でも神社建築などで見られるものらしく、男神様を祀るのが男造、女神様を祀るのが女造で、屋根の特徴でそれらは見分けられるようでした。
このあたりに年貢米を貯蔵していた米蔵があったそうです。
ここに積み上げられている石は多摩川から流れてきたものだそうです。多摩川の流れでもっと小さく削られているのかと思ったので、意外な大きさに驚きましたが、多摩川の治水がうまくいくようになったのは割と近年のことらしく、かつては落ち延びた武田家の家臣が多く住んだ土地でもあったことから、信玄堤の跡も新川の上流に残っているそうです。新選組のスポンサー、佐藤彦五郎も織田信長に敗れて美濃から逃れてきた家系、土方のルーツ後北条氏も豊臣に滅ぼされた家系、歴史的に見れば敗者ばかりなのかもしれませんが、それでも最終的に天下をとった徳川に対して敗者としての卑屈な意識は薄く、徳川も彼らを保護し、多摩は幕府の直轄地となって、ある程度の自治を許されていました。それだけに、この地域の幕府への忠義は篤く、多摩の人々は幕府のために最後まで闘い続けたのです。新選組は会津藩御預となりましたが、多摩人の、少し頑固とも言える気風は会津藩の人々と共通するところもあり、新選組は多摩の気風である『誠』を掲げて、北へ北へと、最後は函館の地にまで転戦を続けたのでした。
『土方歳三資料館』はGW期間、特別開館を実施しています。
特別開館日は
5月2日(木)12:00~16:00
5月3日(金)12:00~16:00
5月4日(土)11:00~16:00、石田散薬体験会も実施されます。先着150名、11:00より整理券が配布されます。
5月5日(日)12:00~16:00でこの日は土方歳三の誕生日だと言われています。
5月10日(金)12:00~16:00
5月11日(土)10:00~16:00、11日は土方歳三命日にあたり、高幡不動尊にて新選組隊士大法要、ひの新選組隊士コンテストも開催されます。
5月12日(日)10:00~16:00、石田寺にて歳三忌、ひの新選組まつりのパレードも行われます。
5月18日(土)12:00~16:00
5月19日(日)12:00~16:00
この期間は土方歳三の佩刀、和泉守兼定の刀身も特別公開されています(19日まで)

日野の『土方歳三資料館』の土方歳三の胸像は少し困り顔に見えてしまうかも

土方歳三手植えの矢竹

『土方歳三資料館』に行く時にはカワイイ靴下をはいていきましょう

靴を脱ぎ、スリッパで観覧となります

こちらに使われているのは若かりし土方歳三がお風呂上がりに相撲の張り手を稽古したと伝えられる柱です

幕末の石田村名主屋敷の長屋門。『土方歳三資料館』の隣で、今でも土方歳三の生きた当時の面影を残しています。
日野宿本陣。
本陣の掲示板にももちろんひの新選組まつりのポスターが貼られていました。去年のミスター土方氏を大きく写したデザインとなっています。去年はパレードの縮小をはじめ、様々なアクシデントにも見舞われましたが、それに挫けず、パレードの参加者を励まし、最後まで勤めあげられた熱く強き『誠』の心、その姿に在りし日の土方歳三を重ねた人は多かったことでしょう。
日野宿本陣では5月6日まで端午の節句の飾り付けをしています

本陣の内部はこのようになっています。
広間の装飾。大きな鯉のぼりが印象的でした。

函館より土方の佩刀と写真を預かり、日野に逃げ延びた少年兵市村が匿われていたという控えの間。
現在上段の間とされている部屋の装飾。
納戸は今でいうリビングにあたり、彦五郎夫妻の生活空間だったそうです。今回のガイドさんは、多分去年のひのパレの局長を務められた方だったと思うんですよね。違ったら気不味いことこの上ないので、お礼だけに御挨拶は留めておきましたが、声で判断するにつけては恐らく…

とても聞き取りやすく、初心者にもわかりやすい説明をして下さるので、彼女にあたった方はラッキーですよ~

『ちばい』のご店主との会話を思い出せば、ご店主はこの日彼女が本陣にガイドに入ってるのを御存じだったと察しは付きますしね

納戸の装飾

旧長屋門大扉・潜戸。近藤、土方、沖田らも出入りしたと伝えられています。
御庭にも出ることが出来ました

御庭。
御庭側から見た本陣。
『土方歳三資料館』で求めたお土産

マウスパットとブックカバー2種

ブックカバー、『豊玉発句集』の方は新作ですが、七夕鍔のは廃版になってしまうそうで、今ある在庫で終わりだと愛さんがおっしゃっていました。おススメはこの期間限定販売の誠飴・石田散薬飴¥300

今回もお世話になりました皆様方、本当にありがとうございました

参考HP:『土方歳三資料館日記』