▲展示物についてのパネルは撮影可だったので、展示内容について少しだけご紹介いたします。
『小文地桐紋付韋胴服』。こちらは松平信一が1568年の観音寺城の戦(織田信長と六角義賢の交戦)での功績により、織田信長から与えられたものだと言われています。信一は1601年に土浦城主となっています。小紋染としては最古の資料だということです。
▲上『信玄公南蛮鉄製軍配(伝武田信玄所用)』。信玄が川中島合戦で使用した軍配と言われています。重さは3キロもあり、片手で持つには困難な程の重さです。
下『太刀(号 唐かし和)』。山城国長谷部派国信の太刀で、上杉景勝御手択三十五腰の一口です。主に謙信の時代に集積された刀剣を景勝が譲り受け、自ら三十五腰を選んだと言われています。上杉家では謙信の代から長い刀を好んでおり、長寸の名刀が多く所蔵されているそうです。
▲上は立花宗茂所用の『鉄皺革包月輪文最上胴具足』。下は真田幸村所用と伝わる『鉄錆地二枚胴具足』。手甲に真田家の家紋である六連銭の金物が据えられていますが、胴は製作年代が江戸期であり、幸村の時代よりも様式的には新しいものだそうです。
▲上は本多忠勝所用の『黒糸威胴丸具足』。大きな鹿角形の脇立、金の大数珠を襷掛けにしているのがかなりのインパクトです。下は島津家伝来の太刀。
▲上は『備前国住人雲次』。小田原征伐以来、伊達政宗が愛刀の一つとして用いた太刀と言われています。下は黒田官兵衛所用の『革包黒糸素懸威五枚胴具足』。朱塗合子形の変わり兜が面白いデザインです。
▲上は伊達政宗やその上級家臣たちが好んで使用した『雪下胴』。この胴甲の前裏には『片倉小十郎内□室惣左衛門』と記されています。無駄がなく、実戦的という感じを受けました。下はキリシタン大名大友宗麟寄進と伝わる『白檀塗浅葱糸威腹巻』。
▲上は小早川秀秋所用と伝わる『紫糸威二枚胴具足』。下は佐竹義重所用と伝わる『黒漆塗紺糸威具足』。毛虫形の前立と黒鳥毛の脇立がかなりのインパクト。毛虫は前にしか進めないことから、戦陣における不退歩の意志を表していると言います。
先着一万名に『特別展ガイドブック』を配布していますが、残りわずかとのことです。
『戦国BASARA』スタンプラリーIN遊覧都市つちうらを開催中です。市内の観光施設や商店に設置されたスタンプ台をまわり、5か所のスタンプを集めるごとに3種類の絵柄があるオリジナルクリアファイル1枚を進呈、最大15か所、3種類まで、先着5000枚となっています。こちらの絵柄は土浦の桜の名所の一つである『真鍋の桜』を背景としたものです。土浦の名物・名所を背景としたクリアファイルの配布は残念ながら4日付で終了してしまいましたが、5月6日まで15か所のスタンプを集めるとカプコン提供の『戦国BASARA』キャラクター入りクリアファイルを進呈しているとのことです。
クリアファイルの進呈場所は『まちかど蔵 大徳』のみとなっております。