五月六日、土方歳三の生誕地である石田村を歩き、石田散薬の製造体験ができる催しがあります。
とうかん森や土方歳三のお墓がある石田寺をまわり、土方歳三資料館を見学、資料館にて石田散薬製造体験(薬研と包装)ができます。12:00^~16:00に資料館に入館した方先着100名と石田村を歩くツアーに参加した30名が薬研体験に参加できるとのことです。
くわしくは『日野宿本陣文書検討会』のHPをご覧ください。
先日、このイベントの準備会に参加させていただき、石田散薬製造を体験する機会に恵まれました。
簡単な工程を書いておきます。
①原料となる牛額草を乾燥させ、葉と茎を分ける。
茎が入っていると細かい粉末に仕上げるのが難しいようです。
こちらは牛額草を鉢に植え替えたもの。主に水辺に生息しており、夏に刈り取りを行ったものを干して乾燥させます。
②牛額草をさらに手でもんで小さくし、焙烙(土製の大皿のようなもの、普通の鍋より、火がゆっくりまわる)に入れ、弱火で20分くらい焙じる。
日本酒をときどき吹きかけながら、木へらで焦げ付かないように混ぜます。
③葉が黒くなったら新聞紙に移し、日本酒をかけて冷まします。
④乾燥したら、薬研にかけ、細かくすり潰し、さらにふるいにかけて余分なものを取り除きます。
非常に貴重な体験をさせていただきました。
いつもお世話になっている日野宿本陣文書検討会様、石田散薬製造体験会を主催されております土方歳三資料館館長様、準備会に参加された皆様方、本当にありがとうございました。
オマケ:石田散薬作りに使ったお酒が入っていた徳利です。誠とかいてあるものと土方歳三のサインのとありました。入手可能なようです。欲しいかも(笑)
