母が亡くなってから
20回以上、
回数を重ねた母の日。
母は
花が好きだったので、
今日も今日とて
花を買って来た。
後ろから見るとこんな感じ。
"母"と"花"
と言うと
いつも思い出す。
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母の葬式の
打ち合わせの際、
花をどうするか
(棺に入れる花や献花)
と言う話になった。
葬式なので
当然のごとく
選択肢は
"和花"しかない。
そんな中、
葬式の打ち合わせなど
初めてだった自分。
「母は洋花が好きだったので
洋花でもいいですか?」
葬式屋さんは
(何言ってるんだこの人は)
と言う顔。
父は
(お前は黙っててくれ)
と言う顔。
たぶん、
葬式で洋花なんて
よろしくないんだろう。
もちろん、
葬式=和花
は知っている。
でも、
洋花がダメなんて
聞いた事が無い。
(自分の知る限り)
お金の問題なら
全然問題ない。
自分が一番尊敬する
母の葬式なのだ、
いくらかかっても
構わない。
最後の最期、
母を送るのに
好きな花も選べないなんて
おかしいだろうと
噛み付く自分に、
父も葬式やさんも
さぞ辟易とした事だろう。
結局、
"葬式とは
そういうものではない"。
(葬式=和花)
また、
"喪主でない自分が
好き勝手して
いいものではない"
と言う実家のルールで
和花に決定した。
今考えても
「洋花にすべきだった」
とは思ってる。
ただそれは
『きっと母も喜んでくれる!』
と言う自己満足とも言え、
"家長"としての
父の立場も考えなければ
いけなかったとも思う。
"母"と"花"
と言うと
いつも思い出す。