ラケットのグリップ、

初心者は"コンチネンタル"で

持つのが普通?なのかな。

 

自分の場合、

昔手首を怪我したせいで

"背屈"が困難。

 

かなり頑張って

35度位が精一杯。

 

腕立て伏せの時、

手首が痛い(曲がらない)

レベル。

 

この状態でフォアを打つと

ラケット面が斜めどころか

やや上を向いてしまう。

 

なので、

今までは

グリップはセミウエスタン、

そして両手(逆手)打ち

だった。

 

の・だ・が、

今はウエスタンにしている。

 

それは、

伊藤あおい選手の

プレイ動画を観てからだ。

 

彼女のスタイルは

故障箇所の多い自分にとって

かなり学ぶべき点が多い。

(彼女に故障箇所は無い)

 

何故

そう思ったかと言うと、

彼女は女性

つまり、

男性よりフィジカルが弱い。

そして握力は何と12キロ。

(小学生並)

 

にも関わらず、

試合では素晴らしい

パフォーマンスを

見せている。

 

もちろん彼女の場合、

基本が出来ていて

キャリアもあってこその

今のスタイルなので、

真似すればいいと言う

ものではない。

 

ただ、

取り入れられるものがあれば、

トライしてみるのは

別に構わないだろう。

(切実)

 

そこで、

彼女のプレイ動画を

何百回と観たところ、

フォアのグリップを

彼女と同じウエスタンに

してみる事にした。

 

実際、

ボールを打ってみると

片手でスイングした時の

手首への負担が全然無く、

しかも引いた時の

ラケットダウンが、

驚くほどスムーズだった。

 

更に、

自然とスピンがかかる様になり、

(意識せずに軽くかかる)

高めのボールも

打ちやすくなった驚。

 

ただ、

スライスを打つ時に

薄めに持ち替えなければ

ならないので、

(ウエスタンだと厚過ぎる)

ここは研究の余地がある。

 

ついでに

と言ってはなんだが、

超苦手のバックハンドも

伊藤あおい選手を

トレースしてみた。

 

追加事項として、

左手はグリップトップ

打ちやすさを最優先に。

 

「おお!打ちやすい!」

 

今までは

「バックはこうやって振るもの」

だけで打っていたので、

「ボールを打ち返す」

と言う意識が殆どなかった。

 

でも、

短く持つと

左手で打ち返す感覚があった。

これは結構な進歩かも。

 

また、

自分の場合、

バスケットと野球を

やっていたせいで、

ボールが来るとつい

"近寄り過ぎてしまう"

癖がある。

 

近寄り過ぎる

=打点が近くなる

=スイングが詰まる

なのだ。

 

いくら意識しても

どうしても

ボールに寄って行ってしまう。

 

なら、

「打点の近い打ち方で

打てばいいんじゃね!」

 

結果、

フォアもバック両手打ち、

そして今回グリップを

ウエスタンにしたおかげで、

その問題はかなり解消出来た。

(と思う)

 

もちろん、

テニスを競技としてやるには

打点が近いのは

あまり良くないのだろうが、

自分のやり易い形で

やるのが一番!

と言う答えに至った。

 

そういう意味で、

伊藤あおい選手が

『自分流』

で結果を出しているのは

とても心の支えになる。

 

何回も言うけれど、

彼女の真似をして

上手くなるとは

思っていない。

 

ただ、

これから年を重ね、

フィジカルが落ちて行く

自分(還暦)としては

 "省エネテニス"

は研究に値する。

 

彼女の様に

フォアのスライスとロブで

相手を翻弄し、

得意のバックで決める。

 

これはあくまで理想。

 

自分の場合は、

まずきちんとサーブを入れ、

(何ならいやらしいスライスで)

普通のボールが来たら

普通に返せるテニス

(強打が来たらどんまい)

が出来る様になれば本望。

 

まあ、

月に1〜2度のテニスで

そこまでなるのに

何年かかるか分からないけれどw、

この歳になって

『伸び代がある』

のは愉しみしかない。

 

 

 

超久々の片手フォアハンド、好感触