迎えたTコーチとのレッスン。

 

いつもは

2〜4人で受けているレッスン、

今回は何とたった1人

プライベートレッスンだ。

 

二時間、

きっちり教えて貰うぞ!

 

 

始める前、

Tさんに

"両手逆手フォアハンドスライス"

の話をする。

 

「フォアの時って、

ボールを視るとラケットが

視界に無いじゃないですか。

でも、スライスだと視界の中に

ラケットとボールがあるんで、

目でしっかり捉える事が出来るんですよ。

ってことはベイビー・・・

『フラットもスライスと

同じ様に打てば

いーんザマスわよね?』

 

もとい、

スライスは

ちゃんと打点を捉えている。

それなら、

スライスが打てる様になれば、

フラットの打点も掴める様に

なるんじゃないですかね」

 

「確かに理に叶ってますね」

 

「なので、

今日はスライスを教えて下さい!」

 

「分かりました!」

 

 

ちなみにこのレッスンは

『やりたい事を何でもやっていい』

ので、

出来る出来ないに関わらず、

プロであるTコーチに

いろいろ教えて貰える

贅沢なレッスンだ。

 

 

最初はいつもの通り、

調子を見て貰う為に

軽く玉出しして貰う。

 

そして

 

「じゃ、ヤマグチさんが

『スライスってこんな感じかな』

って言うのを打ってみて下さい」

 

「はい!」

 

一球目・・

 

「あれ?」

とTコーチ。

 

 

10球ほど打ち・・・

 

自分「あのう・・・スライスって

こんなんでいいんですかね?」

 

Tコーチ「打てちゃいましたね」

 

もちろん、

"こんなん"と言うのは

自分レベルでの話なのだが、

10球全てが

相手コートにきちんと返り、

何なら、

狙った所に打ててしまった。

 

 

そもそも、

いつものラケット玉出しなら

10球打てば何球かはミスする。

 

にも関わらず、

全球"思った通り”に打てた。

 

(こ、これは・・希望が持てるのでは!)

 

 

ただ、

一抹の不安が過ぎる。

 

(スライスがこんなに簡単な訳ないよなあ)

 

更にTコーチに

スライスの打ち方を教わって行く。

 

 

30分程経過・・・

 

な、舐めてた・・・。

 

 

瞬発的な動きには

ほんの少し自信はあったが、

継続的な体力は・・

 

き、きつ・・・

 

 

そらそうだ。

 

打ってるのは

自分しかいないのだから。

 

疲労=パフォーマンス低下、

思った様に打てない。

 

さっきの成功は

なんだったんだ???

 

 

「Tさん!休憩お願いします!」

 

 

パーソナルトレーナーの

Yさんからも

「今年のテーマは自制、

メンタルのコントロール」

と言われている。

 

以前だったら、

二時間倒れるまで

やると思う。

 

何故なら

"やりたい"から。

 

でも、

今は昔の身体じゃ無い。

 

(このままやったらマズイ)

と思ったら迷わず休憩。

 

 

とりあえず、

体力と相談しつつ

サーブ、ショートラリー、ボレー

とやって行く。

 

 

生まれて二度目の

ショートラリーが

意外と上手く出来たのが驚き。

 

ただ、

問題はサーブ。

 

肩に脱臼癖がある

=片手フォアが打てない

=両手逆手ハンド

になったので、

肩が回旋するサーブは

難問中の難問。

 

 

そしてスライス。

 

上手く打てたのは

"ビギナーズラック"

と言うか、

Tコーチが打ち易い所に

ボールを打ってくれたからで、

ちょっとボールが荒れると

(左右長短高低)

めっちゃむずくなる。

 

 

それでも、

両手逆手フォアハンドに

スライスを取り入れる事で

光明が視えたのは大きい。

 

基本、

テニスのやり方(打ち方)は

個々の自由であり、

誰も指摘してはくれない。

 

それに

「手首が背屈しない」

「肩に脱臼癖がある」

自分は、

自分なりのやり方を

模索する必要がある。

 

そういう意味では、

自分なりに試行錯誤して

ここまで辿り着いたのは

かなり嬉しい。

 

 

そんな感じで終わった

二時間耐久

一対一プライベートレッスン。

 

一番良かった事は、

"楽しかった"こと。

 

 

Tコーチは

結構茶目っ気があって

 

「ラスト!」

「はい!」

 

「返せなかったらあと5球」

「ええっ!?」

 

といい具合に

プレッシャーを与えて来る。

 

今後も継続して

教えて貰えたら嬉しい。

 

 

今回挑戦したスライス、

光明が見えたのはいいが、

「両手逆手フォアハンド」

の参考資料(動画)は

少ないと言うか

全然無いんだよなあ。

 

特にスライスは全く無いので、

サントロの動画を視るしかない。

 

 

 

 

もちろん、

フェデラーやジョコビッチと

渡り合ったサントロが

自分の参考になるとは思えないが、

ひとつの指標にはなると思う。

 

今後の両手逆手ハンドに、

今後のスライスショットに、

そして、

今後の自分の頑張りに

期待したい。

 

 

「返せなかったらあと5球」を、しっかり返してガッツポーズ