4/12 (FRI) 初恋の嵐 with friends@渋谷nest
「音色について 5」


ゲスト:曽我部恵一・堂島孝平・木暮晋也(ヒックスヴィル)・
田辺マモル・無頼庵・田所せいじ・坂本ヨウイチ(エレキベース)・
植木雄一(OOTELESA)・松田マヨ・ヨシンバ

今日はハードスケジュールでやっと辿り着いた感のあったnest。
ボーカル・ギターの西山君が先月急逝し、ゲストの方が歌うスタイルでのライブ。残念ですがこの日が初恋の嵐のラストライブでした。

21:10くらいに会場に入るとヨシンバというバンドの演奏中。
初恋の嵐が始まったのは22:00ごろだったと思います。

オープニングはメジャー作品になるはずだった『初恋に捧ぐ』、
とても力強くてかっこいい曲だったのでどうにか音源化をお願いします!その後田辺マモルさんが『Untitled』他を。

堂島君は3番目に『君の名前を呼べば』と『nothin'』を。
明らかに西山君とは声質が違うけれど強い調子で歌う堂島君は初めて聴いたので新鮮。ちなみに2曲ともスタンドマイクで熱唱でした。

曽我部さんが4番目で『星空のバラード』。煙草を片手に笑顔で歌っていました。

初恋の曲って言葉(歌詞)が強い力を持っている印象があったのですが、いろんな人が歌うのを聴いて改めてすごい歌詞だなあと思いました。うまく説明できないのがもどかしいです。

曲の合間にゲストが色々話していて、まるで居酒屋で「西山君がさ~」と話しているのが楽しかったです。「あいつは急にへんなこと言い出す」とみんなが言うのでわたしの中ではすっかり不思議キャラに変貌しつつあります。
堂島君と木暮さんによれば「テレビに出たがっていた」とか「タモリに会いたいとしつこく言っていた」とか「堂島孝平になりたい発言」があったとか。
次々にゲストが入れ替わっておしゃべりをしながらライブは終わりに向かいます。先に「9曲やります」とBassの隅倉さんが話していたのでついあと何曲かなあと数えてしまいました。

ライブは最後にゲスト全員がステージに出てきてマネージャーの方が「ポップスに意味はなくて(会場にいる)あなたたちが好きな時にBGMとして初恋の曲を聴いてくれればいい」と涙声で話し大きな拍手で終わりました。

時計を見たら23:30。
しんみりしたムードは少しもなかったし知っている曲も多くて歌っているのが西山君ではないことと初恋の最後のライブということ以外、悲しむ要素はありませんでした。あたたかくて素敵なライブだった。

メンバーの二人は形を変えても音楽は続けていくと言っていたのでまたどこかのライブハウスであえたらいいなぁと思います。