最近の北朝鮮の動向が気になる。

ミサイルの件では今ひとつその真意を測りかねていたが、平昌オリンピック以来、ここにきて外交政策に凄みが増してきた。

 

南北統一について、韓国国内ではどのように考えられているかといえば、ほとんどの人が反対のようである。

貧困に喘ぐ北朝鮮と組んでしまえば、それは重病人を抱え込むようなものだと、経済急成長を終えた時代に突入している韓国人にしてみれば、南北統一における不安要素は多いようだ。

しかし、それは、多分間違いだと思う。

 

韓国も日本と同様にアメリカの属国だ。

すなわち、メディアにおけるアメリカの影響は大きい。

つまり、アメリカ監修の下でメディアは報道していると言えるのである。

 

では、考えてみたい。アメリカにとって、朝鮮半島の南北統一は都合が良いのか悪いのか。。

考えるまでもなく、、そりゃ、都合悪いでしょう。

都合悪いから、南北統一には否定的な見解を報じる必要がある。

新聞やテレビのニュースが「正しい」と考える大衆にすれば、南北統一に否定的な見解が増えるのも当然というわけである。

 

では、南北統一すると何が起きるのだろうか。

韓国人にとっての「重病人」、北朝鮮は、それほどお荷物になる国なのだろうか。。

 

私は、そんなことはないと考える。

 

世界経済はが行き詰まると、大国は戦争を起こしたがる。

戦争には、巨大な利権が伴うからだ。

(戦争と利権についての解説は、別の機会にするとして)

 

朝鮮戦争により、日本経済は肥えた。

焼け野原にすると、その復興のために儲かる人たちがいるのだ。

「重病人」と評されるほどの状態、それは、焼け野原と揶揄できるかもしれない。

北朝鮮の生活環境を向上させ、経済を発展させることで、韓国は確実に景気が回復するものと考えられる。

さらにいえば、北朝鮮は経済力に乏しいかもしれないが、人材は溢れているように思える。

今時の「先進国」には見られないような、気合いの入った有能な人材が沢山いるものと考えられる。

 

韓国は、今こそ、南北統一を真剣に進めるべきだ。

 

そして、南北統一により、韓国は中国とロシアと大接近することになる。

これが最大のメリットだ。

 

そうなれば、アメリカはこれまでのように韓国を支配し難くなる。

これは嬉しいことだ。

 

日本は、アジアの一員として、南北統一に協力するべきだ。

そうすれば、新たな利権と共に、強力なチームへの参入が実現するはずだ。

 

しかし、今の安倍政権では無理だ。

安倍は、明治維新以来続いた、アメリカ従属主義の一族の末裔だ。

今でもそれしか考えていない。

日本のこと、日本人の未来など、これっぽっちも考えていない。

 

本来なら、(原発事故の件で)被告として国際裁判にかけられねばならない存在が、今でも堂々と総理を気取っていられるのは、国民の意識が薄いからとしかいいようがない。

 

民主憲法の概念を改めて考え直し、日本は日本人の手によって、正しく立て直して欲しい。

でなければ、今後の日本は、アジアの孤児になる。