そうか。株はアヘンと同じか。
と思ったので、書いとこ。
18世紀末頃、清国侵略を目的にイギリスがアヘンを持ち込んだのは歴史の認める事実。
要は、アヘンを流行させて労働力を削ぎ、国力を衰えさせようという、
まー、およそ、人非人としか言いようの無い、極めて卑劣な策略だったわけだが、
幾人か海外の友人から似た様な話を聞いた事があるので、これも追記したい。
彼らが言うには、アヘンを吸っていると、タールのようなものが溜まるのだそうで、
アヘン戦争の際、イギリスはこのタールを、
現物のアヘンよりも高値で買い取るシステムを構築していたとかで、
つまり、アヘンを吸っていればお金にも困らなくなる、という掟破りの策略の前に、
清は遂には滅んでしまったという事なのだそうだ。
麻薬と金を使った懐柔策、非情に嫌な感じであるが、
では、アヘン好きになった人たちは、どうなっているのか。。
アヘンは、精製すればモルヒネになる、非情に強烈な麻酔系ドラッグである。
吸うと、微量の多幸感と共に、記憶の中を旅するような気持ちになるそうな。
周囲からすれば、ただ煙を吸って寝転んでいる様に見えるが、
アヘン中毒の本人の頭の中は、あれこれ錯綜しており、意外に忙しいようだ。
つまり、アヘンの成分が受容体となり、オピオイド系の物質が脳内に分泌される、
という説明で間違いではないと思われる。
アヘンを吸っていれば、脳内にオピオイド系(アドレナリンとか)の物質が分泌され、
これにより、脳内の配線がシフトをチェンジし、いつもとは違うトローンとした意識・思考で、
記憶の中を楽しく過ごす事が出来る上、何と、金にもなるので生活にも困らない。
大英帝国が、こういう仕組みで清の国力低下を狙ったという事は、上述の通りであるが、
さて、株である。
FXはじめ、ネットでの株売買が流行している昨今、
これにハマっている人たちは、折れ線グラフの状況に一喜一憂の毎日を送っている。
朝から夕方まで、ネットを前にして分単位のチェック合戦の日々。
うまくいけば日に数千万稼いだという話も珍しくなく、
株で食っている人たちは、何となく、インテリっぽい扱いをされている。
そもそも、投資と投機の違いを分かっているのか?
と、突っ込みたくなる場面によく出くわすが、最近でいう株売買は、
投資というより、投機といった方が、的確なように思える。
企業理念、新開発商品、企業としての可能性、設立者への期待、、、
本来、投資というのは、こういう事に対する出資を言うが、最近の「株」といえば、
理念やら可能性など全く眼中になく、問題は、その株が上がるか下がるか、これが重要。
グラフと睨めっこしたり、特殊な情報を仕入れたり、国政の状況から読んだり、
そんなこんなで、持ち株を売買しながら儲けようという、妙なビジネスである。
う~む。
やっぱり、アヘン戦争と似ているのではないか。
例えば日本でいえば、確か自給率は30%代だったのではないか。
投資、投機の類いの流行、税金や商法の改正、その他諸々、、、
生産業者がみるみる減ってゆき、その分、何某族とか呼ばれる人たちが、
数字の競り合いだけで社会を渡っていく。。
グラフとの睨めっこにより、オンライン上に打ち出される数字は変化するが、
米の一粒、大根の一本も、そこには生産されていない。
ばかりか、先物などが介入した場合には、買い占めなどが起こるため、
生産者の意志を超えた場所で、意外な価格がつけられたりしてしまう。
やはりここにも、生産物となるものはない。
株に熱中する人たちは、上がれば興奮し、躁状態になる。
つまり、「やった!」と考えた瞬間、ドーパミン系の脳内物質が分泌されているのである。
しかし、上がったのは、オンライン上の持ち金の数値のみ。
言って見れば、画面上の出来事なので、すぐに使える金ではない。
それに、その儲けだって、明日にはどうなるものか、わかったものではない。
一方、負けた場合には、ノルアドレナリン系の物質がドパッと出て、
ちょっとしたショック状態、あるいは鬱状態になる。
すると、次には、これを何とかしないと、という自衛本能により、
またドーパミン系の物質が出たりするのであろう。
ただ、ハッキリ言えるのは、株で勝っても負けても、
人間が生きていくために必要な食料やエネルギーは、着実に減少しているという事だ。
現代のアヘン戦争。。。
そうだよな。こりゃ、株だと思うわけである。
と思ったので、書いとこ。
18世紀末頃、清国侵略を目的にイギリスがアヘンを持ち込んだのは歴史の認める事実。
要は、アヘンを流行させて労働力を削ぎ、国力を衰えさせようという、
まー、およそ、人非人としか言いようの無い、極めて卑劣な策略だったわけだが、
幾人か海外の友人から似た様な話を聞いた事があるので、これも追記したい。
彼らが言うには、アヘンを吸っていると、タールのようなものが溜まるのだそうで、
アヘン戦争の際、イギリスはこのタールを、
現物のアヘンよりも高値で買い取るシステムを構築していたとかで、
つまり、アヘンを吸っていればお金にも困らなくなる、という掟破りの策略の前に、
清は遂には滅んでしまったという事なのだそうだ。
麻薬と金を使った懐柔策、非情に嫌な感じであるが、
では、アヘン好きになった人たちは、どうなっているのか。。
アヘンは、精製すればモルヒネになる、非情に強烈な麻酔系ドラッグである。
吸うと、微量の多幸感と共に、記憶の中を旅するような気持ちになるそうな。
周囲からすれば、ただ煙を吸って寝転んでいる様に見えるが、
アヘン中毒の本人の頭の中は、あれこれ錯綜しており、意外に忙しいようだ。
つまり、アヘンの成分が受容体となり、オピオイド系の物質が脳内に分泌される、
という説明で間違いではないと思われる。
アヘンを吸っていれば、脳内にオピオイド系(アドレナリンとか)の物質が分泌され、
これにより、脳内の配線がシフトをチェンジし、いつもとは違うトローンとした意識・思考で、
記憶の中を楽しく過ごす事が出来る上、何と、金にもなるので生活にも困らない。
大英帝国が、こういう仕組みで清の国力低下を狙ったという事は、上述の通りであるが、
さて、株である。
FXはじめ、ネットでの株売買が流行している昨今、
これにハマっている人たちは、折れ線グラフの状況に一喜一憂の毎日を送っている。
朝から夕方まで、ネットを前にして分単位のチェック合戦の日々。
うまくいけば日に数千万稼いだという話も珍しくなく、
株で食っている人たちは、何となく、インテリっぽい扱いをされている。
そもそも、投資と投機の違いを分かっているのか?
と、突っ込みたくなる場面によく出くわすが、最近でいう株売買は、
投資というより、投機といった方が、的確なように思える。
企業理念、新開発商品、企業としての可能性、設立者への期待、、、
本来、投資というのは、こういう事に対する出資を言うが、最近の「株」といえば、
理念やら可能性など全く眼中になく、問題は、その株が上がるか下がるか、これが重要。
グラフと睨めっこしたり、特殊な情報を仕入れたり、国政の状況から読んだり、
そんなこんなで、持ち株を売買しながら儲けようという、妙なビジネスである。
う~む。
やっぱり、アヘン戦争と似ているのではないか。
例えば日本でいえば、確か自給率は30%代だったのではないか。
投資、投機の類いの流行、税金や商法の改正、その他諸々、、、
生産業者がみるみる減ってゆき、その分、何某族とか呼ばれる人たちが、
数字の競り合いだけで社会を渡っていく。。
グラフとの睨めっこにより、オンライン上に打ち出される数字は変化するが、
米の一粒、大根の一本も、そこには生産されていない。
ばかりか、先物などが介入した場合には、買い占めなどが起こるため、
生産者の意志を超えた場所で、意外な価格がつけられたりしてしまう。
やはりここにも、生産物となるものはない。
株に熱中する人たちは、上がれば興奮し、躁状態になる。
つまり、「やった!」と考えた瞬間、ドーパミン系の脳内物質が分泌されているのである。
しかし、上がったのは、オンライン上の持ち金の数値のみ。
言って見れば、画面上の出来事なので、すぐに使える金ではない。
それに、その儲けだって、明日にはどうなるものか、わかったものではない。
一方、負けた場合には、ノルアドレナリン系の物質がドパッと出て、
ちょっとしたショック状態、あるいは鬱状態になる。
すると、次には、これを何とかしないと、という自衛本能により、
またドーパミン系の物質が出たりするのであろう。
ただ、ハッキリ言えるのは、株で勝っても負けても、
人間が生きていくために必要な食料やエネルギーは、着実に減少しているという事だ。
現代のアヘン戦争。。。
そうだよな。こりゃ、株だと思うわけである。