等伯の『龍虎図屏風』があると言うので楽しみにしていたら
日本初公開?というのがいくつかあり、TVの番組で紹介され
他にも楽しみなものがありました。
合計92点、とはいうものの屏風や2大絵巻が含まれるので、
ボリュームは結構ありました。
(でも、残念ながら絵巻に興味はないんだよね。。。^^;)
等伯の『龍虎図屏風』は、虎と龍の一対(一双)の屏風。
やっぱり虎は猫に似ててユーモラス。でもその眼光は
睨みつけている。龍はなんだか物言いたげに見降ろしてる様。
虎の前から斜に観れば、眼と眼が一直線に合う龍虎対決。
(写真上)
光琳の『松島図屏風』、、、波寄せる金泥の海間に
緑の島。TVで観てはいたけれど、この色彩感覚、、、
現代アートですか!? MoMAにあっても何の不思議も
感じない。こんなのを江戸時代に、、、日本にあったら
間違いなく国宝級と言われるだけはあります。(写真中央)
伊藤若冲の『鸚鵡図』は、掛け軸に白いオームを描いた
ものですが、羽の羽毛の1本1本が描かれていて、、、
感嘆に堪えません。(写真右下)
狩野元信の『白衣観音図』にもなぜだか心惹かれました。
曽我蕭白の大きな作品が多く11点ほど並びますが、まるで
漫画の絵の様なタッチ、なんだかそんな感じがするのです。
特に『雲龍図』は、8面(165x135cmx8面)の襖絵で、これでも
数枚抜けているという巨大さというか、ばかばかしさでしょうか。
でも、ちょっと困った龍の顔のようにも見えて微笑ましいです。
ボストン美術館展
http://www.boston-nippon.jp/
名古屋 2012/6/23~9/17 9/29~12/9
九州 2013/1/1~3/17
大阪 2013/4/2~6/16
東京国立博物館
http://www.tnm.go.jp/
2012/03/20~2012/06/10
# 素人紹介です。ご了解ください。
