6月7日、少し涼しくなり始めたリバーサイドの夕暮れ時。
U-18トレーニングマッチを行ないました。
「同じ日は、一日もない」。
当たり前のことを、改めて感じた日でした。
天候、グラウンドコンディション。
相手、味方、応援してくれる方々。
その日の心の状態。
そして、自分自身。
様々なディテールの中で、目の前に起こるいくつもの現象。
試合前、キャプテンがボソッと呟きました。
「コーチ、今日は俺達、ダメだと思います」。
「なんで、そう思う?」。
「全体がフワフワしたままだから」。
「じゃあ、コーチが思っている印象と一緒だ。 同じく、今日はダメだと思う」。
「・・・・・」。
「あのさ、ダメでいいんじゃない?」。
「え?」。
「この状態だと、ダメなんだということを知ることも大事だと思うよ。 それを今日知ることが出来たら、いいじゃない?」。
「確かに・・・」。
「大会でこれ(こんな状態)じゃ、ダメだけどね。 いまなら、ダメを自覚しても間に合うかもね」。
「そうですね。 大会前だからありかな・・・」。
このやりとりが良いことだとは思っていません。
でも、この日は本当にそんな日でした。
いくつもの集中が難しい状況がありました。
ところが・・・、
いざ試合が始まると想定以上に集中力が高まっていて、それと比例するようなプレーの質へと変化していました。
わたしが思う以上に、選手個々のスイッチがしっかりと切り替わっていたのか、それとも自然にそうなったのか。
ひとつ言えることは、ダメな感じが本当にダメで終わることもあるということと、良い状態からでも悪い状態にもなりうる可能性はいくらでもあるということ、です。
そして、今回のこともそうですが、それらは奇跡的にそうなるのではなく、やはり日頃の取り組みや、その日の小さな出来事の積み重ねとして表現されるということ、です。
この日、『現象と表現』という言葉がずーっと頭の中に浮かんでいました。
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