少し遅れた話題ですが今期のCLファイナル バルセロナ×マンチェスターの話題でも。 


今期のバルサのパフォーマンスには毎試合驚きがあり、観ていてとても楽しい試合が多かったです。 


ファイナルはマンチェスターとの試合にもかかわらず圧勝と言っていい内容でしょう。 



さらに注目なのはバルセロナのレギュラー陣の多くがカンテラ(下部組織)出身です。 


イニエスタやメッシを始め計七名(自分の記憶が間違いでなければ・・)がカンテラ出身の選手です。 


そんな中やはり一番の注目は監督のグアルディオラでしょう。 実は彼こそが生え抜き中の生え抜き、監督がカンテラ出身でバルセロナの選手でした。 


大半の選手をカンテラ出身で結成した今期のバルサはCL,リーガ、スペイン国王杯と三冠をやってのけました。 


カンテラ出身の選手が目立つ今期のバルサでしたが、本当の意味での収穫はカンテラ出身の選手であるグアルディオラが監督に就任したことではないでしょうか。


日本の育成という考え方はもしかすると高校生年代までを指すのかもしれませんが、バルサの育成はもっともっと長く、バルサの哲学を継承する人物を育てるところまで指しているのではないでしょうか。 



今期のバルセロナは本当に洗礼されたサッカーでした。  もしかするとそれは育成年代からずっとやってきてその結果がトップチームの【あのサッカー】なのかもしれません。 


それはライカールト(前監督)では表現できなかった。 

その証拠が前回のCL準決勝 マンチェスター戦。 一点を入れないと決勝に進めないことがわかっているバルサでしたが、最後の最後までボールをつなぎ敗戦。


普通であれば多少強引にゴール前に蹴りこんでもおかしくない展開。 自分たちの哲学を崩すくらいであれば敗戦も仕方ないのかなといった印象でした。 


しかし今回の準決勝 2ndレグ チェルシー戦 最後の最後まで繋ぎロスタイム イニエスタのゴールで決勝進出。 決勝のマンチェ戦でもバルサのサッカーを貫き優勝。 


カンテラ出身の選手と監督という、長い年月をかけたチームだからこそやりぬけたサッカー。 

また世界中にバルサの哲学、バルサイズムを披露しました。 


下部組織出身の選手がトップチームで活躍する、その選手が監督やチームスタッフとしてまたトップチームに帰ってくる。 そんな気の遠くなるような年月をかけて作られるバルサのサッカー、バルサの育成。 


グアルディオラが監督として帰ってくることを計画としていたのならば今のバルサは20年以上も前に作られた計画ですね。 

クライフ監督下でまさにバルサの心臓部分はグアルディオラ。 どこかのインタビューにも載っていましたが、今のバルササッカーはクライフまで遡ると。 


そういった意味では私たちとは育成の価値観がまったく違うし何より歴史が違いますね。  もしかしたら生涯スポーツと謡うことすら何か間違っているのかもしれません。 



そんな世界との差を見せ付けられたチームが冬には日本にやってくるのですね。 ぜひ近くで見てみたいです。 



バルサとは比較にもなりませんが、INACも高校生、中学生、小学生、幼児、女子と様々のカテゴリーを持っています。 


今週末は各カテゴリーの練習や試合があり、それぞれ色があって非常に面白かったです。 

 

個人的には中一と小学生の低学年のコーチをすることが最近多いのですが、中学生で感じることを小学生に落とし込んだり、小学生でやったトレーニングを中学生でやってみると新たな発見があったりと、とても自分自身勉強になります。 


もちろん高校生の監督の310コーチの話を聞いて再確認することや、女子の試合を見て新たに発見することなど多々あり、様々なカテゴリーに携わることでサッカーの全体像が見えて今の環境にワクワクしています。 


いつかINACにもカンテラ(笑)出身の選手がコーチとして帰ってくることを楽しみにしながら、バルセロナに及ばずともカテゴリーは違くてもしっかりとしたチームとしての軸をもったクラブ作りが必要だなとずっしり感じた最近でした。


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