5月5日、雨の火曜日。


フクスクへ向かう電車の中。


この日の試合について、あれこれと思いを巡らせ、動く景色を眺め、最寄駅へと向かう。


一度、千葉駅で乗り換えが必要だったので、千葉駅に着くと、待ち合わせていた電車に乗り継ぎました。



さて、その電車に乗って、ふとポケットに手を入れる。


んっ?


ものすごい違和感が。


んっ? んんっ??


「ポケットに入れているはずの、カギがない!」



プチ・パニックに陥る。


日頃、どこに行くときも、カギはズボンの左ポケットに入れることがほとんど。


その左ポケットにあるはずのカギがない。


カバンを確認しても、右ポケットを確認してもありません。



ということで、蘇我駅で届出を出すことにしました。


思い当たるのは千葉駅まで乗っていた電車のシートの上くらいしかなかったので、その電車が何行きで何時に着いたか、そして何両目に乗っていたかを具体的に話しました。


すぐに問い合わせをしてくれたのですが、それらしきものは千葉駅に届いていないとのこと。


その電車自体、車庫に入る予定だったらしく、車庫に入ってしまうと、あったとしても数日のタイムラグが発生するらしいことも知りました。



まぁ、いっか。


これからU-15と、U-18の試合があるし、終わってから考えよう☆



そして、U-18試合後。


駅に問い合わせてみると、いまだそれらしいものは届いていないとのことでした。



この日は雨。


U-18公式戦の間、ずーっと雨に打たれていて、Tシャツは着替えるもジャージは濡れたまま。


さらに試合自体がナイター照明も灯る遅い時間帯。


場所は現在千葉県。


そして、S並区の自宅へ帰ろうにも、その自宅のカギがない。

(紛失したキーケースには、自宅のカギとマイカー「自転車」のカギ、そして事務所のカギが入っていました)


不動産屋さんもこの時間ではつながらないでしょう。



朝を待つか。


どこで待つか。


雨は降り続く。



あれこれと考えた結果、ある程度電車で戻りながら、ビジネスホテルに泊まることにしました。


試合の日は、わたしも神経が高ぶるので、シャワーを浴び、あとはひたすら爆睡。



次の日、つまり5月6日。


自宅への最寄駅に戻り、不動産屋さんへ向かいました。


目の前まで着くとドアに張り紙が。



「GW期間中は5月7日までお休みさせていただきます」。



・・・・・。



即、千葉駅に電話。


「あのー、昨日忘れ物の届けを出した者ですが、キーケースは届いていないですか?」。


「調べますね。・・・・・あっ、すみません。そのような物はいまのところ届いていませんね」。



・・・・・。



明日までどうしょう?


どこか放浪しようか? 旅に出るか?


いやいや、わたしもそこまでヒマ人ではないはずだ。



ふと、中3の一言が思い浮かびました。


「カギの110番に来てもらうといいですよ。家もやってもらったことがありますよ」



それだ☆


カギの110番の電話番号?


知るはずもないので、とりあえず110番つながりで、交番に行くことにしました。


「すみません。自宅のカギを紛失してしまったのですが、カギの110番というのがあると聞いたのですが番号を知りませんか?」。


「んっ?、あー、あるよ」、とメモ用紙を渡してくれました。


「ありがとうございます」。



交番を出て、すぐに電話をしました。


プルル・・、ガチャ。


「カギの110番です」。


「すみません。自宅のカギを紛失してしまったのですが、どうしても自宅に用事があって」。


「分かりました。すぐに伺います」。



電話を切って、自宅であるはずなのに入ることが出来ない自宅と向かいます。


30分後、カギの110番、到着。



「シンプルな構造のカギですね。すぐ開くと思います。いまからハッキングをします」。


2~3分くらいでしょうか。


見ていいのか悪いのか分かりませんでしたが、一部始終を眺めていると、本当にあっさりとカギが開きました。



「このタイプのカギですと、開けるのに一万円です。消費税込みで1万500円になります」。


「ただし、交番の紹介なので1割サービスとなります。ということで、9千450円になります」。


「あー、そうですか・・・。ありがとうございます」。



こうして、カギを紛失した次の日に、何とか自宅へと入ることが出来ました。


めでたし、めでたし。



さて、紛失したキーケース。


5月7日の朝、再度千葉駅に電話してみると、「該当するようなキーケースが届いています」とのこと。


早速、千葉駅へと向かいました。


(ちなみの自宅のカギのスペアキーを作っていないので、その間自宅は、カギがかかっていないままでした)



千葉駅に到着。


忘れ物センターで確認すると、それはまさにわたしのキーケース。


3日ぶりのご対面。



アホなわたしはこんなことを思っていました。


「(いま、わたしは)千葉に呼ばれているんだな、きっと」。


「何かの必然に違いない」、と。



さて、もうひとつ追記です。


5月6日、自転車を撤去されるのが怖かったので、手で持ち運んで近くに自転車屋さんへ。


聞いてみると、カギはすぐ代えてくれるということでした。


カギ代、880円のみ。



あまりにも参考にならない男の話でした☆



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