僕は何をすればいいんでしょうか…
大した事じゃない
僕のカレーを食べてもらえればいいんだ
それだけ
…それだけ…?
さぁ どうぞ
差し出されたカレーは、妙に赤っぽかった…
あぁ~ そうか!
これはこれは、失礼だったね、カネキ君
具が入ってなんじゃ食べる気しなよね?
ヤモリは、そう言うと、大きなハサミを持って僕に近づいてきた
そして、その大きなハサミで、いとも簡単に
僕の指を
ごひゃ…ッイ!!!
捩じ切った
ほら、具が入ったぞ、金木君
美味しそうじゃないか!
こんなの食べられる訳ないじゃないか…
さぁ…
食べなよ、カネキ…
さぁ!さぁ!!
…
カネキ君、もしかしてもっと具が欲しいの?
欲しがるねぇ、金木君は!
ちょっと失敗したんだけどさ、こんなのどうかな?
いや…
やっぱり一個じゃバランス悪いよね?
そう思うよね!?
…
こう言うのはどうかな?
えっ?
君の右目と左目、どっちを取られるか
えらべぇぇ
なんで
なんで なんで なんで なんで…
なんで、僕の目なんだぁっ!!!
んで…?
どっち?
え…選べない…
選択しないならどっちも取るよ
言い方を変えようか?
どちらを救いたい?
無理だよ…
これじゃぁ僕が取ってほしいみたいじゃないか…
ほら、早く選べ
マジで両目を取るぞ?
右目?左目?
…
あ?
こんなの選べないよ…!
よし わかった
あ゛ぁぁぁぁぁーーー!!!
ヤモリは、僕の右目を抉り取った…
カネキ君、これで美味しく食べられるよね?
…
そうそう、カネキ君
トビズムカデって知ってる?
日本じゃ最大クラスのムカデだ
大きいのは20cm以上にもなる
こいつをカレーに入れてみたいんだけど
いいよね?
いやだ…やめて…ください…
お願いします…いやだ…
カサカサ…カサカサ…
とおくで誰かの笑い声が聞こえた
あははははははははははははははははっははは…
僕だった
やべぇぇぇ 面白れぇぇぇ 食ってみてぇぇぇ!!!
食っちゃおうかなぁぁ!!
*☆*:;;;:*☆*:;;;:Food repo゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
甘いな…
まるで、お子様向けカレーに砂糖を入れてるみたいだ…
少し残してみたら…![]()
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