最初の放鳥から3172日目 | 光の伝道、60兆分の1の細胞から自分軸を| Happy Wing

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最初の放鳥から3172日目
『幸せ通信 コウノトリ Now』

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この写真は、地元のコープのセンターコートに展示されていたものです


目に着いたのは
こどもたちの笑顔



コウノトリが写った大きな写真
この写真は人と牛とコウノトリが
共生していた貴重なカットです


平成6年だから丁度20年前
豊岡を含む地域で「但馬祭典」が行われました

その際にこの写真をモチーフにした
ポスターが製作されました

35年前、みんなで暮らしていた。』
  のキャッチコピーのあと
   
   もう一度
   大空へ帰したい

   と続きます

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実はこのポスター
僕が働いている会社がデザインし、
印刷をしました


入社間もない僕に
企画デザインのお偉いさんから
「おい、こんなポスターを作ってるが
おまえ、コピー書けるか?」
と無茶振りをされたことを思い出しました、、



その日は、他の仕事が全くてにつかず
(どちらにせよ、そのときは、生産性の高い仕事なんてできてませんでしたけど、、)


帰宅後、うんうんと、悩みになやみ
言葉絞り出そうと必死になりましたね


ほぼ朝までかかり
一緒に暮らしていた両親に
そのコピーの意見を聞きました


、、、

反応がない、、

いいのか?わるいのか?

なにがいいのか?
どこがわるいのか?


そんなモヤモヤのまま出勤し
お偉いさんに
「あの、、
  アタマをしぼって
  考えてみたんですが、、

  ドウデショウカ、、」

人間ってほんと自信のないときには
声が小さくなるものです


ジッと眺める
お偉いさん


羽ばたいている翼が
その姿のまま大空に固定され

大都会のスクランブル交差点の
人々の歩く姿のまま固まっまような


そんな時間が止まっているかのような
辛いつらいトキがしばらく続きました、、


「よく、がんばった
  まぁ、参考にしとくわ、、」
との評価?

なにがいいのか?どこがわるいのか?

さっぱりわかりません?


それから僕には
コピーのハナシは
声がかからなかったのは
言うまでもありません、、


今の僕なら
「どこがわるいのか?
どうすれば良くなるのか?
教えて欲しいです」
と自信を持って言えるでしょうね


その当時の僕の思考を分析してみると
全くもってダメですね


なにがダメなのか、、


コピーを
言葉つなぎや
言葉遊びの程度で
考えていました



なぜ?このポスターを作るのか?
但馬祭典の役割や活動の意味は?

どんな方がそれをみて
何を感じて欲しいのか?

そもそもこのポスターを
作りたがっているのは
どんな会社や行政で
その責任者や担当者は
どんな思いがあるのか?

35年前のシーンを描けたのか?
あの写真のおばぁちゃんの気持ちがわかるのか?
その場所の気温や空気感はどうなのか?
そのときの生活ってどんななのか?
あの牛になったか?

そして
ウノトリの気持ちを理解し
知ろうとしたか!


全くもって考えることを
していませんでした、、


学校では
編集デザインを少しは学びましたが
表現や技術をかじっただけで
本質を理解していなかったんですね、、



時が経てば
見えてくるものがありますよね
これを成長や進歩の証だと
思いたいものです



このポスターに多くの方々の魂が込めらた
11年の後
平成17年9月24日に世界で初めて
コウノトリを自然に帰す日を
迎えることができました


う一度
大空へ帰したい

のメッセージが叶った瞬間でした




何かの思いをカタチに表現するってことは

自分のオモイ<相手のオモイ
に始まり
自分のオモイ=相手のオモイ
にする過程を踏まないと

心に届くものにはならない
ってことです



自然界に舞うコウノトリ

大空を飛べる日を待ち焦がれて
いたことでしょう


あのポスターをみて
「カタカタ」と喜んでくれた
と感じた
コープでのシーンでした(^^)





最後まで、お読みくださり
ありがとうございました。


未来を、つなぐ!
タカ&トシ