新たな事業の構想と準備を
進めてきました
今や日本のサービス業が占める割合は
GDPも雇用ともに約7割となっています
少し考えてみましょう
10人のうち7人が
「何かを製造するのではなく」
「何かを提供するということ」
3人が作った物を
その倍以上の人が販売しようとしている
それだけ手をかけないと
買ってもらえない時代なんですよね
これは過去を振り返ってみると
当然の結果だといえます
産業革命の後
動力を使い大量に生産できる力を
手に入れた
結果どうなるか?
動力を持てない弱いものは
どんどん消えていく
代わりに動力を持ったものは
ますます大きく広がっていく
そして消費する側も
それらを欲して、こぞって購入しだす、、
さらに動力を集結させ
産業革命の起こりのときには
想像もつかないほどの力を
持つこととなった
製造する場が広がり
雇用が確保され、人々はまだ手に入れていない物を購入するために、ますます働いた
『物欲を満たせば、幸せになれる』
と誰もが信じて疑わなかった
そして庶民は平均的に
豊かになっていった、、
結果、今は、幸せなのだろうか?
そして最近やっと気づき始めたんだと
思います
『物欲を満たすことと、幸せになれること』とは全く別物で、手に入れる方法も違うということに
何と無く将来が不安、、
あまり幸せを感じない、、
これだけ経済が豊かで治安ある国であっても最近の統計が物欲と幸せの相関関係は正比例しないことを証明しています
確かに物もお金も全くないと
幸せにはなれないことも事実ですが、、
現在、サービス業が約7割
過去からの推移でみても
ますます増えていくことでしょう
幸せの定義って
人それぞれでしょうが
誰しも幸せになりたいと
願っています
では、幸せとは何なんでしょう?
大切な家族が健康でいること
やりがいのあることをすること
美味しいものを食べられること
「感謝しているよ」といってもらえること
生きているということ
バク然としたイメージでいうと
心が満たされている感じ、、
満たされている対象は
人それぞれでしょうが
『心に大きな不安要素がない状態』
だと僕は定義しています
例えば
大切な家族が病気であること
やりがいのないことを続けていること
美味しいものを食べられないこと
「迷惑だ!」といわれること
生きていけないということ
幸せの反対はこんな感じでしょう
すなわち
『悩み』や『不安』を解消することが
これからの時代もっとも必要とされることだと考えます
「欲求を満たすこと」
と
「悩みを解消すること」
とは結果は同じであっても
なし得た後の感情は全く異なると
思います
お腹が減ったから
ご飯を食べる(欲求)
と
食べるものが手に入らないなかで
ご飯をいただけるようになる(悩み解消)
とでは心が満たされた度合いは雲泥の差ですよね
すでにサービス業の中でも
より価値あるものだけが
残っていく時代に突入しています
新たな事業は
これらのことを良く理解し
事にあたるべし
価値とは、なんぞや?
その価値をどうやって提供するか?
そして
『動機善なりや、私心なかりしか』
の精神(稲盛和夫氏)を忘れるな!