生きていく力
【WAO! 自然は天才博士】
講演で、出会ったネイチャーテクノロジー思考。完全な循環機能を持っている自然の神秘を理解しながら、少しづつ故郷と未来のことを考えてみる時間(コーナー)にしたいと思います
動物の集団行動の能力には、目を見張ることが多いですね
鳥の群れは、美しいV字型の雁行を描いたり、何かをきっかけにいっせいに飛んだりと、鳥達はお互いにぶつかりもせず、集団で行動します
水族館の大きな水槽ではサンマやアジなどの魚の大群を見ることができます
無数の魚の群れが、互いに衝突することなく水槽の中を泳ぎ回っています
どれもぶつかることなく、群れをなし行動します
指揮をとるリーダーがいる訳ではなく、言葉で確認しているわけでもないようです
そこには、簡単なルールが三つ存在するだけ、、
実は、群れを形成する個体が、周囲環境を認識し、三つの行動ルールに従うだけで一糸乱れない群れが生まれるそうです
一匹では適わないような強い天敵から身を守るために群れを作ると同時に、周囲を警戒する役割を分担して一匹ごとの負担を減らしているのだそうです
この三つの行動ルールとは、エリアごとに見られるもので、次のように決まっているそうです
ルール1 : ある距離よりも近くに他の鳥が来ないように飛ぶ
ルール2 : 最も近い鳥までの距離を一定に保とうとする
ルール3 : 一定距離にいる鳥と並行して飛ぶ
木を見て森を見ず、と言いますが、逆もまたしかり
森を見て木を見ずと、言えるでしょう
一つの点が、線となり、面となる
複雑な状態も細かく分解すると、シンプルなのかもしれません
大きく捉えて、小さく分析する思考が大切ですね