

「甘えんぼ」
無いなら無いで、
気になるものだ。
泣く子と地頭には勝てぬ(なくことじとうにはかてぬ):
道理の通じない者や権力者にはどうやっても勝てないから、無理を言われても従うしかないということ。道理の通じない赤ん坊(泣く子)や権力者(地頭)とは、いくら争っても無駄であるということから。
注:
いつも当てにされて、頼られてばかりいると、都合よく使われているような気がして、いやになるものである。とはいえ、そうした気配がまったく無いと、それはそれで気になって、世話を焼きたくなるものだ。いつものように朝を迎え、いつものように過ごしているのに、いつもの時間に野良ネコがおねだりにやって来ない。誰かに拾われたのかな?と思ったものの、もしや昨日のエサに当たったのでは?と、良からぬ想像がわいてきた。しばらく悶々とすごしていると、いつもの鳴き声でおねだりが始まった。ちょっと安堵はしたものの、誰かに拾われて疎遠になるのが一番だよね、…という、どっちもどっちな共依存。
※共依存(きょういそん、きょういぞん)…
自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存する、その人間関係に囚われている状態を指す。一般的に「共依存」と言うと、病的な人間関係などを指すことが多い。共依存者は自己愛・自尊心が低いため、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、共依存関係を形成し続けることが多いと言われる。