

「のぞき」
なんだ、
おまえか。
壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり):
隠し事はとかく漏れやすいものだから、注意せよという戒め。こっそり話しているつもりの密談でも、誰かが壁に耳をあてて聞いているかもしれないし、障子に穴をあけて覗き見しているかもしれないことから、隠し事を話すときは注意するべきだということ。
注:
台風の去った、真っ青な青空がもったいないので、お風呂の窓も開けてみた。お風呂場の観葉植物に水をやり、ふと窓を振り返ったところ、ピンと尖ったシルエット。ジリジリ近づいて、網戸の側に顔を寄せると「シャーッ!」と怒るネコの声。「あらま、おまえか」と声をかけたが、ネコには逆光になるようで、こちらが誰かわかってない。「しょうがないなあ」と思いつつ、カリカリを持って玄関を出たところ、やっとわかって駆けてきた。いやいや、相手が誰かより、カリカリの有無が大きかったかも、こればかりは怒れないよね、…という、正直な相手との付き合いやすさ。