

「どうぞどうぞ」
初めて
見た。
同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう):
生活を共にしたり、同じ職場で働いたりして、苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ。
注:
日常生活を共に過ごすようになると、なんとなく親近感が増すものである。ひょいと戸外へ出たところ、いつもの野良ネコが待ち伏せしていたようで、いそいそとやってきた。「今日は一匹か?」と思いつつ、カリカリを持って出直したところ、臆病者の“チビ黒”が増えていた。「恐怖心より、食欲が勝るようになったかな?」と思いつつ、お食事風景を傍観していたところ、更に“チビトラ”がやってきた。素直に割り込めばいいものを、“チビ黒”の背後でウロウロしている。と、その時、背後を振り返った“チビ黒”が、カリカリを挟んで180度向こう側へ、移動した。一番小さくて臆病な“チビ黒”が、こんな気遣いを見せるとは。動物ってエサを奪い合うものかと思っていたが、それは思い込みかも。ネコがエサを譲る姿は初めて見たよ、…という、譲り合う姿の美しさ。