

「弱腰(よわごし)」
かわいさ余って、
かわいさ百倍。
溺れる者は藁をも掴む(おぼれるものはわらをもつかむ):
人は困窮して万策尽きたとき、まったく頼りにならないものにまで必死にすがろうとするというたとえ。
注:
口説いたつもりはなくとも、本気になられて慌ててしまうことはあるものである。日に日に熱が上がりだすと、行動も過激になり、言葉は通じなくなるものだ。時々エサをやっていたノラ猫が、毎日待機するようになり、姿を見せると駆けて来るまでになってきた。その上、2匹のチビ猫が恐る恐る控えている様子を見ると、情が移ってしかたない。この情を断ち切るか、保護するかの瀬戸際と、思っているのは、こちらだけではないはずだ。藁ほどの力が無いだけに、束になってかかって来られると、弱腰になっちゃうよ、…という、避けて過ごした長い長い一日。